おとむらいさん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

納棺師という職業をご存知だろうか。故人を棺に納め、旅立ちの姿を整える仕事だ。本作の主人公は、この特殊な職に就く女性。日々、遺族の悲しみに寄り添いながら、故人の尊厳を守る現場に立つ。ごく普通の女性が、死と向き合う仕事を通じて何を見つめ、どう変わっていくのか……。

大谷紀子は『おかえりなさい』でも示した通り、女性のリアルな生き様を描くことに長けた作家である。本作が第44回講談社漫画賞女性部門を受賞し、2022年に映画化されたのは必然だろう。納棺という、日常から隔てられた職業を題材にしながらも、そこに普遍的な人間ドラマを見出す手腕は見事です。Be Loveという女性誌での連載を経て、台湾、韓国、タイでも翻訳出版されたことからも、その普遍性の高さが窺える。死を扱いながら説教臭さがなく、淡々とした筆致の中に職業の誇りと人間の尊厳が滲む作品だ。

既刊4巻。生と死の境界で、静かに輝く物語です。

まだ読んでいないあなたへ

女性部門で第44回講談社漫画賞を受賞し、映画化もされた作品です。

「おとむらいさん」って、まず職業名なんです。故人を送り出す「お弔い」を生業とする、納棺師の物語。主人公は人生の転機を迎えた女性で、この仕事を通じて自分自身も変わっていくんですね。

死者と向き合う仕事って、実は生きている人間の物語でもあって。遺族の悲しみ、後悔、時には安堵。そういう感情が渦巻く現場で、黙々と故人を美しく整えていく。その一つ一つの所作に、職業への誇りと、人間への深い敬意が滲み出ているんです。派手な展開はないけれど、読み終わった後に残る余韻が重い。

大谷紀子さんが描くのは、華やかさとは無縁の日常です。でもそこには、誰もが抱える不安や迷い、そして小さな希望がリアルに息づいている。だからこそ台湾、韓国、タイでも翻訳されて、国境を越えて読まれているんでしょうね。

既刊4巻。ページをめくるたび、自分の生き方を問われる気がします。静かで、でも確実に心に沁みる作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『おとむらいさん』は全何巻?

全4巻で完結済みです。