『おとなになっても』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
主人公・麻子は、夫と平穏な日々を送る30代の女性だったが、かつての恋人である綾と再会したことで心が揺れ動く。綾もまた既婚者で、二人は互いの家庭を持ちながらも惹かれ合い、そこから抜け出せなくなっていく……。
志村貴子の名を一躍高めた『放浪息子』『青い花』以来、作者は性別や恋愛のありようを丁寧に描いてきたが、本作はそこに「不倫」という更なる複雑さを持ち込んだ。Kiss誌での連載ということもあり、対象は明確に大人の女性読者層です。ただ、志村作品の真骨頂は「感情の機微を曖昧なまま描く力」にある。麻子と綾の関係を安易に糾弾も肯定もせず、ただ二人が抱える葛藤と周囲への波紋をそのまま提示する。台詞の間、表情のわずかな変化、言葉にならない感情——それらが積み重なって、読者は登場人物たちと同じように答えの出ない問いを突きつけられることになる。2025年のアニメ化・実写ドラマ化も決定し、海外でも英語版が刊行されるなど、その評価は国内外で高い。
既刊10巻。大人だからこそ抱える不器用さと誠実さが交錯する、志村貴子ならではの恋愛劇です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊10巻。
2025年アニメ化とドラマ化の両方が決まるって、どれほどの熱量がこもった作品なんでしょう。
志村貴子が「Kiss」で描いたのは、不倫という言葉では片付けられない、大人の恋愛の重さと切なさなんです。百合作品でありながら、誰かを好きになることの複雑さ、選べない感情の暴力性、そして「正しさ」だけでは生きられない人間の弱さを、容赦なく突きつけてくる。
この作者の繊細な人間描写は、読んでいて息が詰まるほどリアルなんですよ。登場人物たちは誰も完璧じゃない。傷つけ合いながら、それでも誰かを求めずにいられない。その痛みが、まるで自分のことのように胸に刺さってくる。
海外でも英語版が出版され、女性読者を中心に支持を集めているのは、この作品が描く感情の普遍性ゆえなんです。国や文化を超えて、人を愛することの複雑さは変わらない。
「大人の恋愛」を本気で描いた作品を読みたいなら、この10巻を手に取ってください。きれいごとじゃない、本物の感情がここにあります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『おとなになっても』は全何巻?
全10巻で完結済みです。