『うどんの女』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
大学生活を送る女性が、ある男性との出会いをきっかけに、うどんを通じて心を通わせていく。年齢差のある二人の関係は、日常の中で少しずつ形を変えながら、恋愛という名前のつかない何かへと変化していく。キャンパスと食卓を行き来しながら、彼女は自分の感情と向き合うことになる……。
Est Emは「ラーメンの男」に続き、本作でも料理を軸に据えた作品を描いている。ただし、ここで描かれるのは単なる食事の風景ではない。うどんを打つ手つき、湯気の立ち上る様子、器に盛られた麺の艶。そうした細部が、言葉にならない感情の揺れを代弁する装置として機能しているのだ。Feel Youngという媒体が得意とする、女性の内面を静かに掬い取る筆致が全編に行き渡り、恋愛の手前で立ち止まる心理を丁寧に追いかける。第1回Feel Young漫画大賞を受賞したのも、この抑制の効いた語り口が評価されたからだろう。既刊3巻の時点で早くもアニメ化され、2025年には映画化も控えている。韓国を含む海外でも翻訳され、特に女性読者からの支持が厚いという。
料理漫画でもなく、恋愛漫画とも言い切れない。その曖昧な立ち位置こそが、この作品の強度です。
まだ読んでいないあなたへ
Feel Young漫画大賞受賞作。
既刊3巻。
うどんを打つ。ただそれだけの行為が、こんなにも官能的で切なくて、誰かを想う気持ちと直結するなんて知らなかったんです。この作品、料理漫画の皮を被った、めちゃくちゃ繊細な恋愛ドラマなんですよ。
主人公は大学生の女の子。彼女が出会ったのは、年の離れた男性。二人の関係を繋ぐのが、うどんなんです。小麦粉を練って、伸ばして、切る。その一連の動作に込められた想いが、言葉にできない感情を全部代弁してくれる。手を動かす時間が、心を整理する時間になっていく様子が、読んでいるこっちの胸まで締めつけるんです。
年齢差がある恋愛って、踏み込めない一線とか、言えないモヤモヤとか、どうしようもない距離感が生まれるじゃないですか。でもこの作品、そういう「言葉にならないもの」を料理を通して可視化してくれるんですよ。うどんを打つ指先の震え、茹で加減を見つめる真剣な眼差し、一緒に食べる時の沈黙。全部が雄弁なんです。
大学生活の空気感もリアルで、友人との他愛ない会話と、恋心との温度差がたまらない。キャンパスでの日常と、うどんを打つ時間。その二つの世界を行き来するうちに、彼女の中で何かが静かに、でも確実に変わっていくんです。
すでに2024年にアニメ化、2025年には映画化も決まっている話題作。「ラーメンの男」のEst Emが描く、料理と恋の物語。読み終わった後、無性にうどんが食べたくなるし、無性に誰かを想いたくなる。そんな作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『うどんの女』は全何巻?
現在3巻まで刊行中です。