『うずまき』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
静かな町に「螺旋」の呪いが忍び寄る。主人公たちが暮らす黒渦町では、ある時から住民たちが渦巻きに取り憑かれ始めた。渦を見つめ続ける者、自らの身体を螺旋状に変形させていく者――日常に潜む不条理な恐怖が、じわじわと町全体を侵食していく。
『富江』で注目を集めた伊藤潤二が、ビッグコミックスピリッツ誌上で描いた全3巻の連作ホラーである。本作は単なる怪奇現象の羅列ではなく、一つのモチーフ「渦巻き」に執拗なまでにこだわり抜いた点が異質です。次々と変容していく住民たちの姿は、合理的な説明を拒絶し、読者を理屈を超えた不安へと突き落とす。伊藤潤二特有の緻密な描線が生み出すグロテスクな造形美は、美術的とすら言える完成度だ。発表当時から国内外で高い評価を受け、手塚治虫文化賞新人賞を受賞。2000年には実写映画化、2022年にはProduction I.G制作でアニメ化されるなど、日本ホラー漫画の金字塔として今なお影響力を持ち続けています。
既刊3巻で完結するコンパクトさながら、一度読めば脳裏に渦が焼きつく。ホラー漫画の到達点を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
渦。
ただの渦が、なぜこれほど恐ろしいのか。
伊藤潤二が描く『うずまき』は、ある静かな海辺の町で起きる狂気の記録です。最初はささやかな異変でした。町の人々が渦巻き模様に魅せられ始める。カタツムリの殻、髪の生え際、水の渦。いつの間にか町全体が渦に侵食されていくんです。
何が怖いって、説明がつかないこと。化け物が襲ってくるわけでも、ウイルスが蔓延するわけでもない。ただ「渦」という概念そのものが、人間の精神と肉体を蝕んでいく。その不条理さが、読む者の背筋を凍らせます。
伊藤潤二の筆が生み出す造形美は、グロテスクでありながら圧倒的に美しい。人体が渦になっていく過程を、これほど精緻に、これほど執拗に描ける作家は他にいません。ページをめくる指が震えるのに、目が離せなくなる。そんな体験が待っています。
手塚治虫文化賞を受賞し、海外でも映画化・アニメ化された理由がわかるはずです。既刊3巻、一気読み推奨。読後、町で渦を見かけるたび、あなたは確実に立ち止まることになります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『うずまき』は全何巻?
全3巻で完結済みです。