『うさぎドロップ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
三十路の独身サラリーマン・河地大吉が、祖父の葬儀で出会ったのは、誰も引き取り手のない六歳の少女だった。故人の隠し子とされるその子を、親戚たちは施設送りにしようとする。空気を読まない大吉は、思わず「俺が引き取る」と宣言してしまう。こうして、子育て経験ゼロの男と、無口で無表情な少女りんとの、不器用な共同生活が始まった。
宇仁田ゆみは『Feel Young』という、いわゆる"オトナ女子"向けの雑誌で本作を発表した。少女漫画でも少年漫画でもない、生活実感に根ざした作風は、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞という評価に結実している。本作の巧みさは、子育ての理想を描かない点にある。保育園探し、弁当作り、急な発熱。日々の煩雑さを丁寧に積み重ねながら、そこに確かな愛情が芽生えていく過程を、過剰な感動演出なしで見せる。大吉の視点で描かれる育児のリアルは、多くの読者の共感を呼び、2011年にはアニメ化・実写映画化される人気作となった。
子どもを育てることの大変さと、それでも得られる何かを知りたい人に。既刊10巻です。
まだ読んでいないあなたへ
30代独身男が、祖父の葬式で6歳の少女を引き取る決断をするんです。
誰もが目を逸らした血縁の子どもを、経験ゼロの男が育てると言い出した瞬間、親戚中が凍りつく。でも主人公のダイキチは本気なんですよ。保育園探し、弁当作り、早退の連絡、洗濯物の山。仕事と両立できるのか、そもそも子どもと向き合えるのか、全てが手探りです。
ここには「感動の子育て物語」なんて甘い看板は立っていません。あるのは、寝坊したら遅刻する現実、風邪をひいたら仕事を休まざるを得ない緊張感、そして夜中にふと「この子の将来、俺で大丈夫なのか」と不安になる孤独です。でもそんな日々の中で、ダイキチの背中が少しずつ変わっていくんです。
宇仁田ゆみが描くのは、派手な事件じゃない。朝ごはんを一緒に食べる時間、靴が小さくなったことに気づく瞬間、「ただいま」と「おかえり」が交わされる夕暮れ。そういう何気ない積み重ねが、二人の関係を静かに、でも確実に育てていく。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。既刊10巻。読み終えた後、誰かと暮らすことの重みと温かさを、あなたは忘れられなくなります。
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よくある質問
『うさぎドロップ』は全何巻?
全10巻で完結済みです。