いびってこない義母と義姉』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

江戸時代、母を亡くした少女が継母と義姉を迎え入れる。彼女が恐れていたのは、物語でよく聞く「意地悪な継母」の存在だ。ところが実際に現れたのは、優しく接してくれる義母と義姉。主人公は戸惑う。これは罠なのか、それとも……。

おつじは『しれっとすげぇこと言ってるギャル』でも見せた、日常の些細な瞬間を切り取る観察眼が光る作家だ。本作が秀逸なのは、時代劇の皮を被せながら、現代の家族関係における「思い込み」の構造を描き出している点にある。主人公の警戒心は、彼女が継母という存在に対して抱いている先入観そのものであり、義母たちの善意はその壁を少しずつ溶かしていく。コメディとしての間の取り方も絶妙で、誤解が生むズレを笑いに昇華しつつ、家族が互いを理解していく過程を丁寧に積み重ねていく。Comic Poolでの連載開始から瞬く間に支持を集め、「次にくるマンガ大賞」「このマンガがすごい!」など複数のランキングで評価されたのも、この普遍的なテーマ設定と共感性の高さゆえだろう。

既刊8巻、そして2026年にはアニメ化も控えている。家族というものの温度を、時代劇の枠組みで再発見できる一作です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊8巻。

2026年アニメ化決定。

タイトルを見た瞬間、「え、いびられるんじゃないの?」って二度見しませんでしたか。そうなんです、この漫画は「いびってこない」んです。でもそれが、予想の斜め上を行く面白さを生むんですよ。

時代劇の世界で、継母と義姉という存在は定番の悪役ポジション。主人公だって最初はそう身構えてるんです。ところが実際に会ってみると、義母も義姉も驚くほど普通に優しい。いや、優しいどころか本気で家族として接してくれる。主人公の戸惑いっぷりがもう最高で、読んでるこっちも「あれ?いつ豹変するの?」ってページをめくる手が止まらなくなるんです。

この作品の天才的なところは、誤解が解けていく過程を丁寧に描いているところ。思い込みって怖いなって思わされます。相手は普通に話しかけてるだけなのに、こちらが勝手に深読みして身構えてしまう。そのすれ違いが切ないけど、同時にクスッと笑えるんですよね。

コメディでありながら、家族の意味を問いかけてくる作品です。血が繋がってなくても、最初は警戒し合ってても、日々の積み重ねで本当の家族になれるんだって教えてくれる。次にくるマンガ大賞で7位、このマンガがすごい!にもランクインしたのは、この普遍的なテーマが多くの人の心を捉えたからなんでしょう。

時代劇の設定ですが、堅苦しさは一切ありません。むしろ現代の私たちが抱える「相手をどう信じるか」という悩みに、驚くほど刺さってきます。家族関係に悩んだことがある人、人を信じるのが怖いと思ったことがある人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『いびってこない義母と義姉』は全何巻?

現在8巻まで刊行中です。