いねむり先生』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

麻雀という博打の場で生き、そして散っていく男たちの物語。舞台は昭和の雀荘。主人公は「いねむり先生」と呼ばれる伝説の雀士だ。卓を囲む者たちは、勝負の裏に人生の喪失と再生を背負っている。友情も、矜持も、すべてが牌の音とともに流れていく……。

原作は直木賞作家・伊集院静。『あ・うん』や『海峡』で人間の情念を描いてきた伊集院が、麻雀という題材を通じて男たちの哀しみと誇りを紡ぎ出した。それを漫画化したのが能条純一です。能条は本作と『海峡』で伊集院作品を手がけており、抑制の効いた筆致で大人の悲哀を静かに描き出すことに長けている。ギャンブル漫画でありながら、派手な演出や過剰な心理戦ではなく、卓上に現れる人間の本質を見つめる作風だ。2013年には映画化され、日本漫画家協会賞優秀賞も受賞している。

既刊4巻。昭和という時代の空気と、男たちの生き様が静かに胸を打つ一作です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊4巻で、日本漫画家協会賞優秀賞と映画化。

この数字が物語る重みを、まず受け止めてほしいんです。

直木賞作家・伊集院静の原作を、能条純一が漫画化した『いねむり先生』。タイトルから想像できるのどかさは、一切ありません。これは喪失を抱えた男たちが、麻雀卓を囲みながら人生を削り取られていく物語なんです。

麻雀という題材が前面に出ているんですが、牌を握る指先に滲むのはルールや技術じゃない。「もう戻れない場所」への渇望であり、「失ったものの重さ」なんですよ。男たちは賭け事をしているようでいて、実は自分の過去と対峙している。その緊張感が、1ページごとに積み重なっていくんです。

伊集院静が紡ぐ言葉には、人生の酸いも甘いも知り尽くした男の哀愁がある。それを能条純一の筆が、表情の陰影として、背中の曲線として、煙草の煙として描き出す。セリフ以上に雄弁な「間」が、この作品には流れているんです。

4巻で完結する濃密さ。これ以上でもこれ以下でもない、ちょうどいい人生の苦味がここにあります。読後、あなたの中に残るのは勝敗じゃない。生きることの切なさと、それでも明日を迎える男たちの背中なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『いねむり先生』は全何巻?

全4巻で完結済みです。