いい百鬼夜行』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

霊感を持つ者だけが見える妖怪たちと、それに翻弄される人間たち。今市子が1995年から「Nemuki+」で描き続ける本作は、日常に潜む異界の住人との邂逅を、静謐な筆致で紡ぐ長編だ。主人公は妖怪が見える体質の青年。彼の周囲では、人知れず妖たちが蠢き、時に人間の営みに影を落とす。怪異は唐突に現れ、唐突に去ってゆく。その気配だけが、読者の胸に残る……。

今市子の作風は、妖怪ものでありながらバトルに向かわない。派手な退治劇ではなく、妖怪と人間が交錯する一瞬の機微を掬い取る。既刊31巻という長さは、この作家が積み重ねてきた膨大な物語群の証だ。第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2005年には実写映画化もされた。台湾、香港、韓国でも翻訳され、海外でも支持を得ている。妖怪を描きながら、実は家族や日常の違和感こそが主題である点が、この作品を単なるホラーから一線を画すものにしています。

2026年にはアニメ化も控えています。30年近い連載を経てなお、新たな読者を迎え入れる懐の深さを持つ作品です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊31巻。

1995年から29年続いている作品なんです。

祖父から受け継いだ霊感のせいで、日常に紛れ込む妖怪たちが見えてしまう。怖いだけじゃない。彼らにも事情があって、悲しみがあって、どうしてもこの世に留まらなければならない理由があるんです。主人公は逃げたくても逃げられない。血が、この力を選んでしまったから。

ホラーなのに、読後感が優しいんですよ。妖怪が出てくる話なのに、本当に描いているのは家族の記憶だったり、誰かを想う気持ちの行き場だったり。怖さと切なさが同居していて、ページをめくる手が震えるのか、胸が締め付けられるのか、自分でもわからなくなる瞬間がある。

第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2005年には映画化、そして2026年にはアニメ化も控えています。台湾、香港、韓国でも翻訳出版され、国を越えて読み継がれている理由がわかるんです。著者の今市子さんは、この世界観をさらに広げた「第二集 夜隠」「第三集 幻灯」も描いていて、もう妖怪というジャンルに留まらない境地に達している。

日常のすぐ隣に潜む不思議。見えないものが見えてしまう孤独。それでも生きていく家族の物語。

30年近く愛され続ける作品を、あなたもぜひ体験してください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『いい百鬼夜行』は全何巻?

現在31巻まで刊行中です。