あんどーなつ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

東京・浅草の老舗和菓子店「満月堂」に、和菓子職人を夢見る一人の青年が飛び込んできた。彼の名は安藤奈津。だが店主の梅吉が目を見開いたのは、その名前が示す通り——奈津は、女性だったのだ。男社会と言われる職人の世界で、彼女は本当にやっていけるのだろうか。

西ゆうじ原作、テリー山本作画という『おおきく振りかぶって』と同じコンビが、和菓子という日本の伝統文化に真正面から挑んだ作品である。ビッグコミックオリジナルで2005年から2010年まで連載され、第50回小学館漫画賞を受賞。本作が優れているのは、和菓子作りの技術的な側面を丁寧に描きながらも、決して蘊蓄に溺れない点だ。季節ごとに移ろう和菓子の意匠、餡の炊き方ひとつに宿る職人の矜持——それらは全て、奈津という一人の人間が成長していく物語の血肉として機能します。華やかな世界ではない。地道な修行と失敗の繰り返し。それでも前に進もうとする姿に、読者は自然と引き込まれていくでしょう。

既刊20巻、2010年には映画化もされた本作。和菓子を通して描かれる「ものづくり」の本質を、ぜひ味わってください。

まだ読んでいないあなたへ

和菓子職人を目指す若者の物語。

それだけ聞くと地味に思えるかもしれませんが、この『あんどーなつ』は読む者の人生観まで変えてしまう力を持った作品なんです。

主人公は老舗和菓子屋に飛び込んだ新米職人。彼が向き合うのは、ただお菓子を作る技術だけじゃないんですよ。季節ごとに移ろう和菓子の世界には、日本人が大切にしてきた「もてなしの心」や「四季を愛でる感性」が息づいている。一つの菓子に込められた想い、それを受け取る人の人生。主人公は毎日の修行を通じて、そういう見えないものの重さを知っていくんです。

この作品の凄みは、職人の成長物語でありながら、読んでいるこちらまで何かを学んでいる感覚になること。仕事とは何か、誇りとは何か、人に喜んでもらうとはどういうことか——そんな問いが、説教臭くなく静かに心に染み込んでくる。

西ゆうじとテリー山本のコンビが描く人物たちは、みんな温かくて人間臭い。厳しい師匠、ライバル、お客さん。誰もが自分の人生を背負って、和菓子と向き合っているんです。

既刊20巻。小学館漫画賞受賞、映画化もされた本作を、まだ読んでいないなんてもったいない。一度手に取ってみてください。きっと、明日からの景色が少し違って見えるはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『あんどーなつ』は全何巻?

全20巻で完結済みです。