あれよ星屑』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

戦後の混乱期、焼け跡の東京。生きるために必死で働き、笑い、泣く人々の日常を、山田参助は静かな筆致で描き出す。主人公たちは特別な英雄ではない。ただそこに在り、明日を迎えようとする、名もなき市井の人間たち。彼らの友情、小さな喜び、理不尽な悲しみが、淡々と、しかし確かな熱を帯びて綴られていく……。

山田参助という作家は、戦後日本という題材に真正面から取り組んできた稀有な存在です。本作「あれよ星屑」は、その姿勢が結実した代表作であり、第13回手塚治虚文化賞受賞という評価がそれを裏付けています。Comic Beamという青年誌の読者層に向け、社会問題を声高に叫ぶのではなく、生活の細部に宿る人間の尊厳を丁寧にすくい上げる。派手な展開はない。だが、ページを重ねるごとに、登場人物たちの息遣いが確かに聞こえてくる。それは、歴史を「物語」としてではなく、「生きられた時間」として描く力に他なりません。

既刊7巻。戦後を知らない世代にこそ、手に取ってほしい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫文化賞受賞作。

戦後の日本を生きた人たちの物語なんです。偉人伝でも歴史教科書でもない、ただ普通に生きた人たちの。配給の列に並び、闇市で食い物を探し、焼け跡から立ち上がろうとした、名もなき誰かの毎日が、ここにあります。

山田参助が6年かけて描いた全7巻は、派手な展開も劇的な事件もないのに、ページをめくる手が止まらないんですよ。なぜって、そこに息づいているのが「本物の人間」だから。笑い、怒り、泣き、助け合い、裏切り、許し合う。その一つ一つが嘘くさくない。

「スライス・オブ・ライフ」と呼ばれるジャンルですが、切り取られているのは日常の断片じゃなくて、時代そのものなんです。貧しくて不安で、でも希望を捨てきれない空気。友情という言葉では軽すぎる、生き延びるために誰かを必要とする切実さ。

2003年から2009年まで『Comic Beam』で連載され、読者と評論家の両方から支持された作品です。歴史を学び直すためでも、感動するためでもない。ただ、忘れてはいけない誰かの人生に触れるために、この7巻を手に取ってほしいんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『あれよ星屑』は全何巻?

全7巻で完結済みです。