『あげくの果てのカノン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
地下深くに追いやられた人類と、地上を支配するエイリアン。分断された世界で、ひとりの青年が忘れられない想いを胸に、再会を夢見ている。彼が慕うのは、かつて同じ地下で暮らしていた少女。だが彼女はもういない。残されたのは記憶と、この閉塞した日常だけだ。それでも彼は、いつかまた会えると信じている……。
米代恭が描くのは、侵略SFの舞台を借りた、切実な片思いの物語である。月刊!スピリッツでの連載は、第3回一二三Web小説大賞コミカライズ賞を受賞した原作を漫画化したもの。SFと恋愛という組み合わせ自体は珍しくないが、本作が巧みなのは、地下生活という閉鎖空間が持つ抑圧感を、そのまま主人公の感情の檻として機能させている点です。エイリアンという圧倒的な他者の存在が、人間同士のすれ違いや断絶をより鮮明に浮かび上がらせる。華やかな恋愛劇ではなく、会えない相手を想い続ける静かな執着が、読む者の胸を締めつける。
既刊5巻。終末世界の片隅で燻る恋心を、あなたも見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
地下で暮らす人類と、地上を支配するエイリアン。
この設定だけ聞くと、派手な戦闘シーンを想像するかもしれません。でも違うんです。この漫画が描くのは、報われなかった片思いと、それでも消えない想いの行方なんです。
主人公は地下に潜んで生き延びてきた人間の一人。彼が抱え続けてきたのは、かつて好きだった相手への気持ち。侵略後の世界で、もう会えないはずだったその人と、ある日再会してしまう。ただの再会じゃありません。状況が、立場が、何もかもが変わってしまった後の、残酷なまでの再会です。
この作品が突きつけるのは「好きだった人にもう一度会えたら、あなたはどうするのか」という問いなんですよ。しかも舞台は侵略された地球。人類が地下に追いやられ、明日の命すら保証されない世界で、それでも燻り続ける恋心をどう扱えばいいのか。そこに答えなんてない。だからこそ、ページをめくる手が止まらなくなるんです。
SFという骨格に、切ない恋愛という血肉を乗せた作品。絶望的な状況下でこそ浮き彫りになる、人間の感情の生々しさ。それを丁寧に、でも容赦なく描き切っています。
既刊5巻。まだ追いつけます。片思いの痛みを知っている人にこそ、手に取ってほしい一作です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『あげくの果てのカノン』は全何巻?
全5巻で完結済みです。