『TIEMPO-ティエンポ-』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高校サッカーを舞台に、才能ではなく「時間の使い方」で這い上がろうとする少年たちを描いた作品だ。主人公は特別な身体能力を持たない普通の選手。だが彼には、試合中の一瞬一瞬を冷静に見極め、最適な判断を積み重ねていく独自の視点がある。華々しいプレーではなく、地味で確実な選択の連続。それが、チームを、そして自分自身を少しずつ前に進ませていく……。
『となりのヤングジャンプ』で2019年から2023年まで連載された本作は、青年誌のサッカー漫画としては珍しく、派手な必殺技や天才的なひらめきを排した作風が特徴です。飯野大祐が描くのは、圧倒的な才能を持たない者が「考えること」で戦う姿。試合の流れを読み、味方の動きを予測し、相手の意図を見抜く。そうした思考の積み重ねが、一つのプレーとして結実する瞬間を、丁寧に、しかし熱を込めて描いています。努力や友情といった王道のテーマを、青年漫画らしい抑制されたトーンで語る手腕は確かなものです。
派手さはないけれど、読み進めるほどに引き込まれる。既刊17巻、地に足のついたサッカー青春譚をぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
完結、全17巻。
サッカー漫画なのに、試合の勝敗より「その後の人生」を描くんです。高校サッカーで栄光を掴んだ者も、挫折した者も、誰もが等しく迎える「引退後」。そこから始まる物語なんです。
主人公は元Jリーガー。華やかなキャリアを終えて、母校の高校サッカー部監督として戻ってきます。でも、かつての自分のように才能に溢れた選手ばかりじゃない。プロになれる保証もない。それでも全力でボールを追う生徒たちを見て、彼は気づくんです。「サッカー選手である時間」より「サッカー選手だった時間」のほうが、人生ではずっと長いって。
この作品が凄いのは、勝利至上主義を否定しないところ。全国制覇を目指す。でも同時に「その先」を見据えている。選手として輝く3年間だけじゃなく、その後の60年をどう生きるか。勝っても負けても訪れる「終わり」をどう受け止めるか。そこまで踏み込んでくるんです。
登場する生徒たちは本当にバラバラ。プロを夢見る天才もいれば、補欠に甘んじる選手もいる。でも誰一人、物語の中で消費されない。一人ひとりの「サッカーとの向き合い方」が丁寧に、丁寧に描かれていくんです。
ピッチを駆け抜ける青春と、そこから続いていく人生。その両方を真正面から見つめた、17巻という長さが決して長くない物語です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『TIEMPO-ティエンポ-』は全何巻?
全17巻で完結済みです。