『Piece』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
大学生の水帆は、高校時代の親友・光絵の突然の死を知る。彼女は自殺だったのか。残された友人たちは、光絵の死の真相を探るため、それぞれが持つ記憶の「ピース」を持ち寄り始める。学生生活の裏側に隠された過去、いじめ、中絶——明るかった少女の死に至るまでの道筋が、少しずつ浮かび上がってくる。
芦原妃名子は『アオハライド』で青春の煌めきを描いた作家だが、本作はその対極にある。別冊コミックに連載された本作は、第27回講談社漫画賞少女部門を受賞し、2004年には韓国で映画化もされた。少女漫画の枠組みを借りながら、ミステリーの構造を取り入れた本作の巧みさは、謎解きそのものではなく、登場人物たちが「知りたくなかった真実」と向き合う過程にある。冷徹なまでに冷静な水帆の視点を通じて描かれる友人たちの証言は、美化された青春像を容赦なく剥ぎ取っていきます。
死者は語らない。だからこそ、生き残った者たちが背負うものの重さが際立つ。既刊10巻、答えの先にある問いを、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
友達が死んだ。
それだけで終われない何かが、残された者たちの大学生活を引き裂いていくんです。『Piece』は、ひとりの少女の死を起点に、友人たちがバラバラに抱えていた「本当のこと」が露わになっていく物語なんですよ。
これ、単なる「過去を探る謎解き」じゃないんです。死んだ友達の部屋に集まって思い出を語り合うとき、誰もが少しずつ嘘をつく。美化する。都合よく忘れる。でもその嘘が、ひとつずつ剥がれていったとき――いじめ、中絶、誰かを傷つけたまま見て見ぬふりをした日々が、容赦なく浮かび上がってくるんです。
主人公の水穂は、冷たいくらいに強い女の子です。でもその冷たさの裏に、彼女が守ろうとしていたものが見えたとき、胸が苦しくなります。みんな弱くて、ずるくて、それでも必死に生きてる。そういう人間の本当の姿を、この作品は逃げずに描ききっているんですよ。
2001年から2003年に『別冊コミック』で連載され、講談社漫画賞少女部門を受賞。既刊10巻。映画化もされた、芦原妃名子さんの代表作です。『アオハライド』で彼女の名を知った人にこそ、この尖った傑作を読んでほしい。
きれいごとじゃない青春が、ここにあります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『Piece』は全何巻?
全10巻で完結済みです。