Levius/est』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

機械化武闘「機関拳闘」が興行として成立した世界。前作『Levius』で南部機関拳闘連盟のチャンピオンとなった少年レビウスは、さらなる高みを目指し、世界最高峰の舞台へと足を踏み入れる。そこで待ち受けるのは、理不尽なまでに強大な敵、拳闘を取り巻く巨大な利権、そして自らの存在意義を問う過酷な選択だった……。

中田春彌は前作『Levius』で、蒸気機関と義体技術が融合した架空の19世紀を舞台に、戦争で心身を損なった少年たちが機関拳闘に希望を見出す物語を描いた。本作『Levius/est』はその直接の続編であり、主人公が「強くなる」段階から「強者として何を背負うか」へと焦点が移行していく。鉛筆による緻密な描線で構築された画面は、蒸気と金属の質感を見事に表現し、拳闘シーンでは静と動のコントラストが際立つ。ウルトラジャンプ連載作として青年読者を想定した作劇は、単純な勝敗の積み重ねではなく、勝利の先にある喪失や、力を持つことの代償を正面から描き出します。Netflixでアニメ化され海外でも評価された世界観は、既刊10巻を経てなお深化を続けている。

前作未読でも問題なく読めますが、レビウスの背景を知ればより深く楽しめます。機関拳闘という装置を通じて描かれる人間ドラマを、ぜひ体験してください。

まだ読んでいないあなたへ

鉛筆だけで描かれた世界が、こんなに重く、美しく、胸を締めつけるなんて。

『Levius/est』は、機械化格闘技「機関拳闘」に身を投じる少年たちの物語なんです。戦争で身体の一部を失った者たちが、機械の義肢を纏ってリングに立つ。勝てば栄光、負ければ命すら危うい。この設定だけ聞くと「格闘もの」で片付けられそうですが、この作品が描くのは拳を交える理由の方なんですよ。

中田春彌の鉛筆画は、インクを使わないからこそ生まれる陰影が凄まじい。蒸気が立ち込める工場街、汗と油に濡れる義肢、ガラス玉のように透き通った少年の瞳。一コマ一コマが映画のワンシーンみたいに息づいていて、静止画なのに音が聞こえてくるんです。機械と肉が融合した身体で殴り合う激しさと、登場人物たちが抱える喪失の痛みが、この独特の画風でしか表現できない質感で迫ってきます。

戦争が終わっても、誰も戦争から自由になれない世界。少年たちは何かを守るため、あるいは失ったものを取り戻すために拳を振るう。その一撃一撃に、生きる理由が込められているんです。

既刊10巻。前作『Levius』の続編ですが、本作から読んでも物語の核心は掴めます。ただ、この鉛筆の線に触れたら、きっと最初から全部読みたくなりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『Levius/est』は全何巻?

全10巻で完結済みです。