『Levius est』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
大戦の傷跡が残る世界で、少年レビウスは機械拳闘という格闘技に身を投じる。戦争で祖父を失い、自らも機械の義肢を得た彼が選んだのは、蒸気機関と人体が融合したサイボーグ同士が殴り合うリングだった。拳に込められるのは、ただ勝利への渇望だけではない……。
中田春彌が「IKKI」に連載した本作は、19世紀ヨーロッパを思わせる退廃的な街並みと、蒸気で駆動する義肢という異質な要素を違和感なく同居させた。手塚治虫文化賞新人賞を受賞したのも頷ける作画密度で、機械拳闘の試合シーンは、鉄と肉が激突する重量感と、リングを取り囲む観客たちの熱狂を同時に描き出す。格闘技漫画でありながら、敗者が払う代償の大きさ、勝利の空虚さといった影の部分を丁寧に掬い上げるドラマ性が、単なるバトル物とは一線を画している。続編「Levius/est」へと物語は引き継がれ、Netflixでのアニメ化を経て世界的な注目を集めた原点が、この既刊3巻に凝縮されています。
蒸気と鉄の時代に生きる者たちの業を、その目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
手塚治虫文化賞新人賞。
この一言が、全てを物語っているんです。
戦争が終わった19世紀ヨーロッパ風の世界で、少年たちは機械の腕で殴り合う。それが「機関拳闘」という格闘技です。主人公レビウスは、戦争で身体の一部を失い、祖父の下で機械式義肢のボクサーとして生きる道を選ぶんですが、この作品が描くのはただの「サイボーグ格闘技漫画」じゃない。生身と機械が混ざり合う身体で、どこまでが人間でどこからが道具なのか。リング上で相手を殴る拳に、本当に魂は宿るのか。そういう問いが、一コマ一コマから静かに立ち上ってくるんです。
中田春彌の作画を見てください。蒸気機関の歯車、レンガ造りの街並み、汗と油で光る機械の関節。どの線も手を抜かず、どのコマも映画のワンシーンのように構築されている。試合シーンの迫力はもちろんですが、むしろ試合の合間、レビウスが黙って自分の機械腕を見つめる表情に、この作品の本質が宿っているんです。
既刊3巻という短さも、逆に強みになっています。無駄がない。一気に読み切れる。そして読後、あなたは必ず続編「Levius/est」に手を伸ばしたくなる。この物語はまだ、終わっていないんです。
Netflixで世界配信されたアニメを先に観た人も、原作の静謐な筆致に触れると、また違う感動が待っています。これは「読む」体験なんです。ページをめくる指先で感じる、人間と機械の境界線を。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『Levius est』は全何巻?
全3巻で完結済みです。