『LIMBO THE KING』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
疫病と戦争の傷跡が交錯する近未来。記憶を失った青年が目覚めた先は、隔離された施設だった。彼の周囲にいるのは、同じように記憶の欠落を抱えた人々。断片的に蘇る過去の映像は、家族の温もりなのか、それとも消し去るべき悪夢なのか……。
田中愛は『ITAN』誌において、女性読者を主軸に据えた重厚なドラマを紡ぎ続けてきた作家だ。本作は既刊6巻ながら2020年に完結し、第12回マンガ大賞を受賞。英語版も刊行され、海外でも評価されている。SFの外装を纏いつつ、その実態は「記憶」という不確かな土台の上に築かれた家族の物語です。パンデミックと戦争という二つの災厄を背景に配することで、登場人物たちが抱える喪失感に普遍性を持たせている。ミステリー的な謎の配置も巧みで、読者は主人公とともに真相へ近づいていく構成になっています。
人は記憶を失ったとき、何者として生きればいいのか。その問いに向き合う覚悟があるなら、ぜひ手に取ってください。
まだ読んでいないあなたへ
第12回マンガ大賞受賞作。
戦争とパンデミックが重なった世界で、ある家族の記憶が揺らぎ始めるんです。何が本当で、何が失われたのか。読者は主人公と一緒に、一歩ずつ真実を探りながら進むしかない。でもそのたび、思いもよらない角度から突きつけられる問いに、心が震えるんですよ。
『ITAN』で2018年から2020年まで連載された全6巻の物語なんですが、これがまた静かに、でも確実に心の奥まで入り込んでくる。派手な展開で煽るんじゃなくて、登場人物たちの息づかい、揺れる感情、選ばなきゃいけない決断の重さで引っ張っていく作品なんです。
田中愛さんが描くのは、極限状況に置かれた人間の本質。家族って何だろう、記憶って何だろうって問いを、SF的な設定を通して真正面から投げかけてくるんですね。答えは簡単に出ない。でもだからこそ、読み終わったあとも胸の中でずっと響き続ける。
海外でも英語版が出版されて評価されているのは、この普遍的なテーマの強さがあるからでしょう。国や文化を超えて、人が人として抱える葛藤を描き切っているんです。
全6巻、一気読みしてください。最後のページを閉じたとき、きっとあなたの中で何かが変わっているはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『LIMBO THE KING』は全何巻?
全6巻で完結済みです。