『KEYMAN』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
人間と獣人が共存する世界。ニューヨーク市警で働く獣人刑事アレックス・キーマンは、かつて街を守ったヒーローたちが次々と殺される連続殺人事件に巻き込まれる。死体となって発見されるのは、十数年前に活躍した伝説のヒーローばかり。事件の背後には、この街の歴史に深く刻まれた陰謀が横たわっていた……。
徳間書店の「Comic Ryu」で約3年半にわたり連載されたこの作品、既刊13巻という分量は、緻密に張り巡らされた伏線と謎を回収するには決して長くない。アメコミ風の画面構成と、ハードボイルドなミステリーが融合した独特の世界観は、従来の刑事ものとも、ヒーローものとも一線を画す。作者のWARAI Nakuは他に「孫市が征く」を発表しているが、本作のような異種族社会を舞台にした群像劇は、日本の青年誌では稀有な試みだ。事件の真相に近づくほど、獣人差別、過去の英雄譚、そして権力の闇が複雑に絡み合い、単なる犯人探しでは終わらない深みを持つ。
SF設定を活かした社会派ミステリーと、骨太なアクションの両立。その手腕を堪能できる全13巻です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊13巻、全く知名度がない。
でもこれほど完成度の高い警察×ヒーローものは滅多にないんです。
舞台はヒーローと人間が共存する街。そこで起きる連続殺人事件を追う刑事と、鍵を握る謎の存在「KEYMAN」の物語なんですが、この作品、ミステリーとしての骨格が異常に硬いんですよ。伏線の張り方、証拠の提示の仕方、犯人像への迫り方——全てが本格推理の作法に則っている。なのに同時に、ヒーローという存在が当たり前にいる世界の空気感を丁寧に描き切っているんです。
わいらい なく先生の絵が、また圧倒的にいい。アメコミの影響を感じさせる重厚な線と構図で、人間の表情一つで語らせる。セリフに頼らず「見せる」画力がこの人にはあるんです。捜査会議の緊迫感、街の猥雑さ、暴力の生々しさ——全部が絵だけで伝わってくる。
謎が謎を呼ぶ展開なのに、どこか乾いたハードボイルドの味わいもある。刑事たちは泥臭く、ヒーローたちは孤独で、誰もが何かを抱えて生きている。その人間ドラマが、事件の真相と絡み合っていくんです。
Comic Ryu連載で青年向け。だから知る人も少ない。でもこういう作品こそ、本当に漫画が好きな人に届いてほしいんですよ。騙されたと思って1巻だけでも読んでみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『KEYMAN』は全何巻?
全13巻で完結済みです。