『JKさんちのサルトルさん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
哲学者サルトルの著作を愛読する女子高生と、彼女の部屋に居候する謎の中年男性。その男の名は、なんとサルトル本人だった——というのは比喩で、実際は哲学に詳しいだけのおじさんである。受験勉強に悩む女子高生と、人生経験豊富な同居人が繰り広げる、哲学問答と日常の交錯。実存主義を語りながら、コンビニ弁当を囲む二人の関係は、師弟なのか、同居人なのか、それとも……。
大間九郎・さのさくらの両名が組んだ本作は、「モーニング」という青年誌の土壌で育まれた、異色の哲学コメディだ。哲学をテーマにした漫画は、ともすれば解説書の体裁に陥りがちだが、本作は日常のささいな出来事を哲学的思考のきっかけに変換する手際が巧みです。受験勉強というプレッシャーを抱える高校生の等身大の悩みと、サルトルの実存主義が意外なほど自然に溶け合う。コメディとしてのテンポを損なわず、哲学の入口を示す構成は、青年漫画ならではの余裕と言えるでしょう。
哲学書を開く前に、この漫画を開いてみてください。既刊3巻、思索と笑いの同居生活が待っています。
まだ読んでいないあなたへ
哲学者サルトルが、女子高生の部屋で猫として暮らしてるんです。
いや、本当にジャン=ポール・サルトルなんですよ。実存主義の巨人が、なぜか現代日本の女子高生・佳乃の家に猫の姿で現れて、受験勉強に悩む彼女に「人間は自由の刑に処されている」とか語りかけてくる。こんな設定、誰が考えたんだって話ですよね。
でもこれが、笑えて泣けて、気づいたら自分の人生について考えてるんです。佳乃が志望校選びで迷ったとき、友達との関係で悩んだとき、サルトルさん(猫)が難解な哲学用語じゃなくて、ちゃんと彼女の言葉で語りかけてくれる。「青年誌連載の日常ギャグ」って聞いて想像する空気感とは全然違う、静かで優しい時間が流れてるんですよ。
「実存は本質に先立つ」とか教科書で読んでも眠くなるだけだったのに、受験という人生の岐路に立つ女子高生の物語として読むと、めちゃくちゃ胸に刺さるんです。決めるのは自分。選ぶのも自分。その自由が怖くて、でもそれこそが生きるってことなんだって。
大間九郎(原作)とさのさくら(作画)が「モーニング」で2019年から描いた異色作。既刊3巻。哲学書を開く前に、この猫と女子高生の物語を読んでみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『JKさんちのサルトルさん』は全何巻?
全3巻で完結済みです。