『I【アイ】』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
死者が視える高校生の少年が主人公。彼は幼い頃から霊的な存在を認識する能力を持ち、その特異な感覚と共に生きてきた。日常に溶け込む死者たちの姿を目にしながら、生と死の境界線上で、命とは何か、存在とは何かを問い続ける……。
いがらしみきおが月刊IKKIに連載した本作は、第5回手塚治虫文化賞新人賞を受賞した作品だ。霊が見えるという設定自体は珍しくないが、ここで描かれるのはオカルト的な恐怖や超常現象の謎解きではない。むしろ静謐な筆致で、生者と死者が混在する世界の不条理を見つめ、そこに流れる時間の質感を丁寧に掬い取っていく。いがらしみきお特有の、淡々としながらも鋭利な人間観察が、霊という存在を通して「生きている」ことの輪郭を浮かび上がらせる。既刊3巻という短い尺のなかに、命の重さと軽さ、そしてその両義性が凝縮されている。
霊を見る能力が、呪いなのか祝福なのか。その答えは読者自身が見つけるしかありません。
まだ読んでいないあなたへ
既刊3巻。
手塚治虫文化賞新人賞を受賞したこの作品、ページをめくる手が震えるんです。
いがらしみきおが描くのは、霊的な能力を持つ人間たちの物語。でもこれ、ホラーでもファンタジーでもないんですよ。見えないものが見えてしまう、聞こえないものが聞こえてしまう人間が、どうやって日常を生きるのか。その痛みと孤独を、容赦なく突きつけてくる。
能力者って言葉だけ聞くと特別に思えるけれど、この漫画に出てくる人たちは誰も「選ばれた存在」じゃない。むしろ、普通に生きたいのに生きられない人たち。見たくないものが見えてしまう苦しさ、誰にも理解されない絶望、それでも明日を迎えなきゃいけない現実。いがらしみきおは、その一つ一つの感情を丁寧に、でも容赦なく描き出すんです。
命の意味って何なのか。生きるってどういうことなのか。そんな問いを、説教臭くなく、でも心の奥底に刺さる形で投げかけてくる作品なんです。
読み終わったあと、自分の生きている世界の見え方が少し変わる。そういう体験をしたい人に、ぜひ手に取ってほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『I【アイ】』は全何巻?
全3巻で完結済みです。