BLAME!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

果てしなく増殖を続ける階層都市。その迷宮を放浪する霧亥は、ネット端末遺伝子を求めて旅を続ける。手にした重力子放射線射出装置は、あらゆる障壁を貫通し、セーフガードと呼ばれる駆除系から身を守る唯一の武器だ。言葉少なく、感情を表に出さず、ただ目的のために歩き続ける……。

『BLAME!』は、弐瓶勉が『アフタヌーン』誌上で1997年から2003年まで連載したサイバーパンク作品である。特筆すべきは、その圧倒的な画面構成だ。見開きを使った巨大構造物の描写は、読者に垂直方向への無限の広がりを実感させる。セリフは極端に少なく、ストーリーは断片的にしか語られない。しかし、その静謐さこそが廃墟と化した未来都市の孤独を際立たせます。第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞したのも、こうした独自の表現手法が評価されたからでしょう。従来のSF漫画が説明的だったのに対し、本作は「見せる」ことに徹した。2017年にはポリゴン・ピクチュアズによりアニメ映画化され、Netflixで世界配信もされている。

既刊10巻。静寂の中に広がる終末世界を、ぜひその目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

10巻で完結した作品が、なぜ20年以上も読者の記憶に焼き付いているのか。

この漫画、セリフがほとんどないんです。主人公の霧亥(きりい)は感情を表に出さず、ただ銃を手に巨大な構造体の中を歩き続ける。会話はページをめくっても数行。それなのに、読んでいると息が詰まる。終わりの見えない階層、朽ち果てた機械、人間なのか機械なのか分からない存在たち。全てが圧倒的な画力で描き込まれていて、言葉で説明されないからこそ、この世界の絶望と孤独が肌に刺さってくるんです。

霧亥が何を探しているのか、なぜ戦っているのか、最初は何も分からない。でもページを進めるごとに、断片的な情報が積み重なって、やがて見えてくる世界の真実が恐ろしいんですよ。人類は「ネット端末遺伝子」を失って、都市の自動増殖を止められなくなった。その結果、都市は何千年も成長し続け、もはや誰も全体像を把握できない迷宮と化している。

弐瓶勉という漫画家は、この作品で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しているんですが、それも納得なんです。見開きで描かれる構造体の圧倒的なスケール感、戦闘シーンの緻密な描写、そしてどこまでも続く「垂直の世界」。ビジュアルだけでここまで物語れる漫画家は、そうそういません。

2017年にはNetflixでアニメ映画化され、世界中のSFファンに衝撃を与えました。でも、あの静寂と絶望は、やっぱり原作でしか味わえないんです。

言葉では説明できない何かを体験したい人、読後にしばらく現実に戻ってこれない作品を求めている人。この漫画は、あなたを待っています。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『BLAME!』は全何巻?

全10巻で完結済みです。