『BARBARITIES』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
ヨーロッパの貴族社会を舞台に、ボディガードと王族が織りなす関係を描いた歴史ロマンス。変装や護衛といった設定を軸に、長髪の攻めと守られる側の主従を超えた絆が展開する。コメディタッチも交えながら、身分差と忠誠心の間で揺れ動く感情が、重厚な歴史背景の中に溶け込んでいく……。
鈴木ツタは、ヨーロッパの歴史や文化をBLに落とし込むことに定評のある作家です。Magazine Be x Boyで連載された本作は、既刊4巻という分量の中で、貴族社会特有の格式と人間ドラマを両立させている。単なる恋愛譚ではなく、護衛という職務と主への想いが交錯する構図は、歴史物ならではの説得力を持つ。変装や身分違いといった古典的モチーフを、作者独自の視点で再構築した手腕は見事と言えるでしょう。海外のBLファンからも注目を集めているのは、異文化の読者にも通じる普遍的な魅力を備えているからに他なりません。
ヨーロッパの空気を纏った歴史BLを求めるなら、この作品は外せない一作です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊4巻、完結。
鈴木ツタが描くヨーロッパ王宮を舞台にしたボーイズラブ作品なんですが、これが驚くほど本格派なんです。よくある「雰囲気だけ王宮風」じゃなくて、階級社会の息苦しさや宮廷の暗闘がちゃんと漂っている。その緊張感の中で護衛と護られる者という関係が、徐々に、確実に変わっていく様子を見届けるのが、もう堪らないんですよ。
変装というギミックが絶妙に効いていて、立場が入れ替わる瞬間、守る者と守られる者の境界線が曖昧になるあの感覚。普段は見せない素顔が垣間見える時の、あの危うさと甘さが同居した空気感を、鈴木ツタは繊細な筆致で捉えているんです。
そしてこの作品、意外にもコメディタッチで描かれる場面が多いんですね。重厚な歴史ドラマなのに、ふとした瞬間にクスリと笑わされる。その緩急が心地よくて、深刻になりすぎず、でも感情の深みはしっかり描かれている。この絶妙なバランス感覚が、鈴木ツタの真骨頂なんです。
長髪の護衛が王族を守るという構図だけで終わらない。ふたりの間に生まれる感情が、身分という壁を超えられるのか。歴史とロマンスが融合した、大人のためのボーイズラブをぜひ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『BARBARITIES』は全何巻?
全4巻で完結済みです。