『ACCA13区監察課』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
13の自治区で構成される王国で、統一組織「ACCA」は警察・消防・医療を統括する巨大機関だった。主人公ジーン・オータスは、その監察課に所属する副課長。各区を巡回し、不正や腐敗を監視するのが職務だが、彼自身は淡々と煙草を吸い、甘いものを好む飄々とした性格である。しかし巡察を重ねるうち、王国を揺るがす陰謀の影が見え隠れし始める……。
オノ・ナツメは『ノラガミ』でも知られるが、本作では青年誌ならではの静謐さと組織の闇を描き切った。政治的駆け引きと人間関係が絡み合う物語は、ミステリーとして一級品です。派手な展開を排し、会話と視線の応酬で緊張を生む手腕は見事としか言いようがない。各区の文化や風土の描き分けも丁寧で、巡察というフォーマットが世界観の広がりを自然に演出している。2017年にはマッドハウスによるアニメ化、翌年には実写映画化もされ、第9回マンガ大賞受賞という評価がその完成度を裏付けます。
大人の漫画を読みたいなら、これ以上の選択肢はそうありません。既刊6巻、ビッグガンガン連載の傑作です。
まだ読んでいないあなたへ
たった6巻。
なのに、あなたはこの作品を読み終えたとき、まるで長編小説を一冊読破したような充実感に包まれるんです。ACCA13区監察課は、「何も起きない日常」と「国家を揺るがす陰謀」が同じ温度で進行していく、稀有な作品なんですよ。
主人公は監察課の副課長。全国13区を巡回しながら、各地の支部を視察するのが仕事です。タバコを吸い、パンを食べ、報告書を書く。ただそれだけの日常が、ページをめくるたび少しずつ、でも確実に、巨大な何かの輪郭を浮かび上がらせていくんです。
この作品の凄みは、「何が起きているのか」を読者に悟らせないまま、すべての会話、すべての視線、すべての沈黙に意味を持たせていること。登場人物たちは誰もが何かを知っていて、何かを隠していて、それでいて嘘をついているわけじゃない。ただ、言わないだけ。その緊張感が全編を貫くんです。
派手なアクションはありません。でも、会議室での一言や、廊下でのすれ違いざまの表情が、あとになって「あのとき!」と膝を打つ伏線になっている。そういう知的興奮が、この作品には詰まっているんですよ。
マンガ大賞を受賞し、アニメ化・実写映画化された理由は、読めば分かります。既刊6巻で完結した奇跡のような傑作を、ぜひ体験してください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ACCA13区監察課』は全何巻?
全6巻で完結済みです。