『34歳無職さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
34歳、無職。履歴書に書ける職歴はなく、貯金は底をつき始めている。主人公が直面するのは、華々しい再起でも劇的な人生逆転でもない。朝起きて、スーパーのチラシを眺め、今日の献立を考える。そんな日常の連続だ。
IKEDA Takashiが2013年から『Comic Flapper』で連載し、第1回Comic Flapper大賞を受賞した本作は、失業と家事という、漫画ではあまり正面から扱われてこなかった題材を選んだ。派手な展開はない。しかし、スーパーの特売に一喜一憂し、掃除機をかけ、洗濯物を畳む。そうした営みを丁寧に描くことで、「働いていない時間」が決して空白ではないことを静かに提示する。笑いは皮肉ではなく、自嘲でもなく、日常のささやかなズレから生まれます。コメディでありながら、どこか優しい。同作者の『Another Life』も日常を題材にしているが、本作はより生活実感に根ざしている。
2018年にA-1 Picturesでアニメ化され、2019年には実写映画化もされました。既刊8巻。働くことの意味を問い直したい人にこそ、手に取ってほしい一作です。
まだ読んでいないあなたへ
34歳、無職。
この二つの言葉が重なった瞬間の、あの息苦しさを知っていますか。
この漫画は、職を失った34歳の男が主人公なんです。でも、泣き言を並べる話じゃない。彼は家で何をするのか。掃除、洗濯、料理。つまり、家事です。働いていた頃には見向きもしなかった日常の「仕事」に、彼は本気で向き合い始めるんです。
驚くのは、その描写の細やかさ。シャツの襟汚れをどう落とすか、冷蔵庫の残り物で何を作るか、そういう「当たり前」の積み重ねが、こんなにも尊くて、こんなにも難しいものだったのかと気づかされます。笑えるシーンも多いんですが、笑った後に胸がじんわり温かくなる。それは、彼の真剣さが画面から滲み出ているからなんです。
そして家族との関係が、少しずつ、でも確実に変わっていく。働いていた頃には見えなかった妻の表情、子どもの本当の気持ち。家事を通じて、彼は家族の中に居場所を見つけていくんです。
既刊8巻、アニメ化も映画化もされた作品です。「無職」という言葉の裏側にある、人間の尊厳と再生の物語を、ぜひあなたの目で確かめてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『34歳無職さん』は全何巻?
全8巻で完結済みです。