『嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
江戸時代、家と家の思惑で結ばれた武家の夫婦。妻は常に愛想笑いを浮かべ、夫もまた妻に遠慮がちな態度を崩さない。互いに相手を気遣うあまり、本音を見せられないまま時間だけが過ぎていく。だが、日々のささやかなすれ違いの中に、二人の距離を縮めるきっかけが潜んでいる……。
「水曜日のシリウス」に連載された本作は、第1回新人賞を受賞した松本健吾の代表作である。歴史を舞台にしたラブコメディというジャンルにおいて、本作が特異なのは「誤解」を物語の核に据えた点だ。相手を思いやるがゆえにすれ違う夫婦の姿は、現代の関係性にも通じる普遍性を持っている。武士という職業柄、感情を表に出しにくい夫と、嫁ぎ先で気を張り続ける妻。二人の内面を丁寧に描くことで、愛想笑いの裏にある本心が少しずつ浮かび上がる構成は見事です。時代設定を活かしながら、現代の読者が共感できる距離感を保ったバランス感覚が光る作品といえるでしょう。
見合い結婚から始まる夫婦の物語を、これほど繊細に描いた作品は稀です。既刊7巻、じっくりと二人の関係が育っていく過程を味わってください。
まだ読んでいないあなたへ
武家の見合い結婚って、運命共同体なんですよ。
江戸時代、家のために結ばれた二人。夫は誠実で優しい。妻は美しく気立てが良い。誰が見ても理想の夫婦なんです。ただひとつ、妻の笑顔が「愛想笑い」でなければ。
なぜ彼女は心を開かないのか。夫はただ、妻の本当の笑顔が見たいだけなのに。一方で妻には妻の、誰にも言えない事情がある。すれ違いの正体が少しずつ明らかになっていく過程が、切なくて、もどかしくて、でも温かいんです。
時代劇の空気感をまとった少年誌らしいコメディなのに、夫婦の距離が縮まる一瞬一瞬に心臓を掴まれる。二人とも強くて、不器用で、相手を思いやる気持ちだけは本物で。そのギャップに何度もやられるんです。
笑って、ときどき泣いて、最後はほっこりする。こんなに健全で、こんなに尊い夫婦の物語、他にないですよ。
既刊7巻。第1回水曜日のシリウス新人賞受賞作です。一冊読めば、二人の未来を最後まで見届けたくなります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『嫁いできた嫁が愛想笑いばかりしてる』は全何巻?
全7巻で完結済みです。