『1日ごとにツンが減ってくツンツンツンツンツンツンツンツンツンツンツンデレ女子』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
高校生の菊池は、クラスメイトの雪村さんから毎日のように「死ね」「消えろ」と罵倒されている。彼女の名前は「ツンツンツンツンツンツンツンツンツンツンツンデレ」、略してツンデレ。その名が示す通り、彼女は1日ごとに「ツン」が一つずつ減っていき、最終的にデレるという設定を持つ少女だった。毎日カレンダーに印をつけながら、菊池は彼女がデレる日を待つ……。
この作品の妙味は、単なるギャグマンガの枠を超えた構造的な実験性にある。作者は『ゆるキャン△』のあfろで知られる漫画家ではなく、新人作家による意欲作だ。タイトルに含まれる「ツン」の数が11個である意味を考えれば、物語の着地点は自明だが、そこへ至るまでの日々の変化を丁寧に描くことで、予定調和を期待と興奮に変換している。ラブコメというジャンルにおいて「ゴールまでの日数」を明示する手法は珍しくないが、本作はヒロインの名前そのものにカウントダウンを組み込むという力技で、メタ的なユーモアとキャラクター造形を両立させた。罵倒の言葉が日ごとに柔らかくなっていく過程は、計算されたテンポで読者を引っ張る。
11日後、雪村さんは何と言うのか。その答えを確かめずにはいられません。