『自殺島』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
自殺未遂者だけが送られる無人島。生きることを放棄した者たちが、文明から切り離された大地で、狩猟、採集、火起こし――原始的な生存技術と向き合う。主人公セイは弓を手に獲物を追い、仲間と衝突し、時に協力しながら、日々を繋いでいく。死を選んだはずの人間が、飢えと渇きの前で何を思うのか……。
森恒二は『自殺島』で、タブーに正面から踏み込んだ。自殺というテーマを扱いながら、説教臭さや安易な救済を排し、サバイバルという極限状況を通じて「生きる」ことの意味を問い直す。うつ病を抱えた者、絶望の果てに島へ来た者――彼らが獣を狩り、火を囲み、雨風に耐える中で見せる表情の変化は、どんな言葉よりも雄弁です。第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞したのは、この作品が単なる冒険譚ではなく、現代社会が抱える心の闇に真摯に向き合った証でしょう。ヤングアニマルという媒体で、ここまで硬質なテーマを描き切った手腕は見事としか言いようがない。
生か死か。その問いを、無人島という舞台が容赦なく突きつけます。既刊17巻、映画化もされた本作を、今こそ手に取るべきです。
まだ読んでいないあなたへ
自殺未遂者だけが送られる島があるんです。
薬も医者もない。あるのは原生林と海、それから同じように死にきれなかった人間たち。食料は自分で狩る。火も自分で起こす。生きるか死ぬか、今度こそ自分で決めろ——そう突きつけられた場所で、主人公は震える手で弓を引くんです。
この作品、ただのサバイバル漫画じゃないんですよ。獲物を追いかけて汗をかいて、焚き火を囲んで笑って、誰かと本気で怒鳴り合って。そうやって必死に「生きる」を積み重ねていくうちに、登場人物たちの目つきが変わっていく。その変化を見ていると、生きるってこういうことだったのかって、読んでるこっちまで何かを思い出しそうになるんです。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した作品です。社会問題を真正面から描く森恒二が、逃げも誤魔化しもなく、人間が生き直す姿を描き切っています。綺麗事じゃない。でも希望がある。
既刊17巻。映画化もされて、海外でも翻訳されています。
一度読んだら、明日の朝ごはんの味が少し違って感じられるかもしれません。そういう作品なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『自殺島』は全何巻?
全17巻で完結済みです。