『俺と悪魔のブルーズ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
1930年代のアメリカ南部。黒人ブルースマンのRJは、ギターの腕を上げるために悪魔と契約を交わす。音楽と引き換えに魂を売った男の運命は、人種差別渦巻く時代の闇の中でどこへ向かうのか……。
平本アキラといえば『エンジェル伝説』や『クローズ』といったヤンキー漫画の旗手だが、本作は一転して1930年代アメリカを舞台にした異色作である。月刊アフタヌーンで2006年から2010年まで連載され、既刊5巻。ブルース音楽の伝説「クロスロードの悪魔」をモチーフに、音楽と暴力、差別と欲望が交錯する世界を描き出す。平本特有の荒々しい筆致は、ギャングが跋扈し、肌の色が生死を分ける過酷な時代の空気を生々しく伝える。日本の青年漫画でありながら、アメリカ文化への深い理解と敬意が作品全体に満ちており、海外でもGlyph Comics Awardsを受賞。音楽漫画としても歴史漫画としても一線を画す仕上がりです。
ヤンキー漫画の枠を超えた平本アキラの挑戦を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
1930年代のアメリカ南部。
黒人ギタリストが一夜にして伝説になった理由を、あなたは信じられますか。
「エンジェル伝説」でヤンキー漫画の常識を覆した平本アキラが、今度は音楽史に眠る都市伝説に挑んだんです。舞台は人種差別が色濃く残る時代のミシシッピ。ブルーズという音楽が、まだ酒場の片隅でしか鳴らされていなかった頃。そこで実在したギタリストたちの「あまりに上手すぎる演奏」をめぐって囁かれた、ある噂を軸に物語は動き出します。
この作品の凄みは、歴史の闇をエンタメに昇華する筆力なんですよ。当時の黒人が直面した理不尽、ギャングが跋扈する裏社会、そして音楽に取り憑かれた者たちの業。それらが絡み合いながら、読者を1930年代の埃っぽい酒場へ引きずり込んでいく。ページをめくる手が、ブルーズのリズムに乗っているような感覚になるんです。
平本アキラが描く人間の業と執念は、ヤンキー漫画で培われたもの。でもそれが異国の地、異なる時代で炸裂すると、こんなにも新鮮な化学反応を起こすのか、と。既刊5巻。音楽漫画でもなく、歴史漫画でもなく、ミステリーでもない。全部が溶け合った、唯一無二の読み味がここにあります。
ブルーズを知らなくても大丈夫。むしろ知らない人ほど、この物語が開く扉の先に驚くはずです。
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よくある質問
『俺と悪魔のブルーズ』は全何巻?
現在5巻まで刊行中です。