坂道のアポロン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

1960年代、長崎。転校生の西見薫は、クラスメイトの川渕千太郎と出会う。不良と恐れられる千太郎だが、実は地下室でジャズドラムを叩く熱い男だった。薫のピアノと千太郎のドラムが重なり、二人は音楽を通じて友情を育んでいく。そこに千太郎の幼馴染・律子が加わり、三人の青春が動き出す……。

小玉ユキが『Flowers』で描いた本作は、既刊10巻。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と講談社漫画賞少女部門を受賞し、2012年にMAPPAがアニメ化、2018年には実写映画化された。ジャズという題材を選びながら、音楽知識がなくても読める構成が巧みです。演奏シーンは静止画でありながら音が聞こえるような描写力で、キャラクターの感情が楽器を通じて伝わる。少女漫画の枠組みで男子の友情を丁寧に描き、恋愛と音楽と成長が絡み合う。時代設定は1960年代だが、青春の普遍性が失われていない。海外でも翻訳出版され、アメリカやフランス、韓国の読者からも評価されています。

音楽漫画として、友情物語として、そして恋愛譚として。どの角度から読んでも満足できる一作です。

まだ読んでいないあなたへ

1966年、長崎。

ジャズに、出会ってしまったんです。

転校生の優等生と、札付きの不良。本来なら交わるはずのない二人が、地下室で初めてセッションした瞬間、何かが決定的に変わりました。ピアノとドラムが絡み合う音の中で生まれたのは、言葉では説明できない絆。これが友情なのか、もっと別の何かなのか、当の本人たちにもわからないまま、演奏だけが二人をつないでいくんです。

そこに、幼馴染の少女が加わって。彼女の存在が、ただでさえ不器用な二人の関係をさらに複雑にしていきます。好きな人の隣にいつもいるのは親友で、親友が見つめているのは好きな人で。誰も悪くないのに、誰かが必ず傷つく三角形。

でも、この作品の本当の凄さは、青春の甘酸っぱさだけじゃないんですよ。1960年代という時代が、ビートルズが世界を席巻し、学生運動が渦巻き、アメリカ文化と日本の伝統が衝突していた、あの空気をここまで濃密に描いた少女漫画は他にありません。ジャズという「大人の音楽」に夢中になる高校生たちの姿を通して、時代そのものが呼吸しているんです。

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と講談社漫画賞のダブル受賞。アニメ化も実写映画化もされ、海外でも翻訳されているこの作品を、まだ読んでいないなんてもったいない。

音楽を、こんなふうに「絵」で感じたことがありますか。既刊10巻、読み終わった後の余韻が、いつまでも心に残り続ける作品です。

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よくある質問

『坂道のアポロン』は全何巻?

全10巻で完結済みです。