ピンポン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

幼馴染のペコとスマイル。ふたりは片瀬高校卓球部でラケットを握る。天才肌で奔放なペコと、感情を表に出さず淡々とプレーするスマイル。対照的な性格の二人が、インターハイ予選、そして様々なライバルとの対戦を通じて、それぞれの才能と向き合い、卓球というスポーツに何を懸けるのかを問われていく……。

松本大洋が『鉄コン筋クリート』『花男』で見せた独特の画風は、本作でも健在だ。躍動感ある線と大胆な構図が、卓球という競技の速度と緊張を生々しく描き出す。しかし本作の真価は、スポーツ漫画の枠を超えた人間ドラマにある。勝利への渇望、才能の重圧、挫折と再生——登場人物たちの内面が、試合のラリーと同じ密度で描かれます。ビッグコミックスピリッツ連載作として青年読者に向けられた本作は、1996年から97年のわずか一年間で完結し、第1回手塚治虫文化賞新人賞を受賞。後に映画化、そして2014年にはマッドハウスによるアニメ化も果たし、海外でも高い評価を得ている。

全5巻という凝縮された物語は、無駄を削ぎ落とした傑作です。卓球を通じて人生を問う青春群像劇を、ぜひ体験してください。

まだ読んでいないあなたへ

全5巻で完結、手塚治虫文化賞受賞作なんです。

卓球を描いた漫画なのに、ラリーの描写よりも選手の心の中で何が起きているかに焦点が当たるんですよ。ボールを追う目、息遣い、勝負の一瞬に訪れる心の揺れ。松本大洋の画は、一般的な漫画のように「かっこいい」を狙ってない。でもだからこそ、ページから人間の体温が伝わってくるんです。

幼馴染の二人が卓球を通じて向き合う物語なんですが、ここに出てくる登場人物たち、誰一人として「努力・友情・勝利」の型にはまってないんですよ。才能に恵まれていても燃えない者、才能がなくても諦めない者、卓球に居場所を求める者。みんな不器用で、みんなどこか孤独で、それでも小さな白球を追いかける。

大会の結果がどうなるかじゃなくて、それぞれが卓球というものとどう折り合いをつけるのか。青春を燃やすってこういうことかもしれないと、読み終わったあとでじわじわ気づかされるんです。

5巻で完結してるから、週末に一気読みできます。映画化もアニメ化もされてますが、まず原作を読んでみてほしい。松本大洋にしか描けない、この生々しい青春があります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ピンポン』は全何巻?

全5巻で完結済みです。