『リクドウ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
赤線地帯で生まれ育った少年・リク。母親は麻薬中毒で、彼自身も日常的な虐待に晒されてきた。血と暴力に彩られた日々の中で、リクが見つけた光明がボクシングだった。だがリングの外では、マフィアや殺人、レイプといった闇が彼を取り囲む。果たしてリクは、拳一つでこの地獄から抜け出せるのか……。
松原利光が週刊ヤングジャンプで描いた本作は、第31回講談社漫画賞青年部門を受賞し、2006年にマッドハウスによるアニメ化、2008年には実写映画化もされた。ボクシング漫画という枠に収まらない、徹底したリアリズムと容赦ない暴力描写が特徴です。主人公を取り巻く環境は過酷そのもので、綺麗事では済まされない人間の業や社会の底辺が、一切の美化なしに描き出される。それでもなお、リクが拳を握り続ける姿には、救済への渇望が滲んでいる。松原は格闘技作品で知られる作家だが、本作は単なるスポーツ漫画ではなく、ダークな人間ドラマとして異彩を放っています。
既刊23巻。希望と絶望が交錯する、重厚な物語をぜひ体験してください。
まだ読んでいないあなたへ
第31回講談社漫画賞。
この受賞理由を知った瞬間、あなたは震えます。
底辺で生きる少年がボクシングと出会う話、と言うと綺麗に聞こえるかもしれません。でも『リクドウ』が描くのは、そんな甘い世界じゃないんです。児童虐待、麻薬、赤線地帯——人間が生きるために堕ちるところまで堕ちた場所で、それでも拳を握りしめる意味を問い続ける物語なんですよ。
松原利光が描く肉体は、美しくない。血管が浮き、骨が軋み、殴られた顔が歪む。でもその痛々しいまでのリアリティが、リングの上で繰り広げられる戦いを「命の削り合い」に変えるんです。ボクシングシーンの迫力は、格闘技漫画の最高峰と言っても過言じゃない。
ただ、この作品の本当の凄みは別のところにあります。主人公が背負う過去の重さ、抜け出せない闇、それでも前に進もうとする姿——希望なんて最初から存在しない世界で、人間が何を支えに立ち上がれるのか。その答えを、松原利光は一切の誤魔化しなく叩きつけてくるんです。
2006年にアニメ化、2008年には実写映画化された理由が、読めば分かります。既刊23巻、重いけれど、軽く扱えないものを描いた傑作です。
覚悟して、ページを開いてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『リクドウ』は全何巻?
全23巻で完結済みです。