『ib -インスタントバレット-』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
超能力者が跋扈する終末的な世界。退屈と絶望を抱えた主人公は、悲劇的な過去によって家族を失い、孤独のまま反社会的な道を歩む。ESPの力を持つ者たちが交錯する中で、彼は何を求め、何と戦うのか……。
赤坂アカの名を一躍知らしめた『かぐや様は告らせたい』とは、まるで別人が描いたかのような作品だ。電撃マオウで2014年から2015年にかけて連載されたこの初期作は、ラブコメディの名手が放つダークファンタジーである。悲劇と退屈が支配する世界観、悪役然とした主人公の造形、超能力バトルの緊迫感——後の代表作では封印された作家性の暗部が、ここには露わになっている。既刊5巻という短さながら、赤坂アカという作家の振り幅の広さを証明する貴重な一作と言えるだろう。
後年の大ヒット作を知る読者にこそ、この異色作は必読です。同じ作家がこうも異なる世界を描けるという事実が、創作の可能性を教えてくれます。
まだ読んでいないあなたへ
『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカが、デビュー直後に描いた全5巻の作品なんです。
舞台は、超能力を持つ者たちが存在する荒廃した世界。主人公は大切な人を失い、何もかもに絶望した末、社会の敵として生きる道を選んだ男。彼の心は凍りついていて、何を見ても何が起きても、もう何も感じない。ただ淡々と、破壊の日々を重ねるだけ。
でもこの作品、ただ暗いだけじゃないんですよ。絶望の底にいる人間が、それでもなお生き続けるとき、何が起きるのか。誰かと関わらざるを得なくなったとき、凍った心に何が生まれるのか。その変化を、容赦ない展開の中で丁寧に描いていく。
赤坂アカの初期作品だからこそ見える、むき出しの筆致。後の『かぐや様』で見せる人間心理の描写力は、実はこの作品で既に研ぎ澄まされていたんです。ラブコメの名手が描く「絶望」は、想像以上に痛くて、切実で、それでいて目が離せない。
全5巻で完結している分、無駄が一切ない。悲劇的な過去も、超能力バトルも、荒廃した世界観も、すべてが主人公の心の軌跡を描くために存在している。駆け抜けるように読み終えたあと、胸に残る余韻がある作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ib -インスタントバレット-』は全何巻?
全5巻で完結済みです。