スーパーの裏でヤニ吸うふたり』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

スーパーでパートとして働く中年男と、同じ職場の若い女性店員。休憩時間、店の裏でタバコを吸う二人は、煙とともに言葉を交わす。彼女は意味ありげな笑みを浮かべながら、どこか挑発的な態度で近づいてくる。対する男は、その意図を察することができない。喫煙所という閉じた空間で、年齢差のある二人の距離が少しずつ変化していく……。

Jinushiは本作でTwitter連載という場を選び、既刊8巻というボリュームを積み上げてきた。注目すべきは、スーパーの裏という限定された舞台設定です。華やかなオフィスでもなく、非日常の場所でもない。ただの職場の裏口で、法律で定められた喫煙スペースという現実的な制約の中で物語は進行する。からかう側とからかわれる側という関係性を、年齢差と職場という二重の壁で複雑にしながら、コメディとロマンスのバランスを取る手腕は確かなものがあります。Twitterという媒体特性を活かした短いエピソードの積み重ねが、日常の機微を丁寧に描き出している。

休憩時間の数分間に、これほど豊かな空気が流れる作品もそうない。コンビニでもファミレスでもなく、「スーパーの裏」という選択が光ります。

まだ読んでいないあなたへ

年の差、喫煙所、スーパーの裏。

この3つの要素だけで、こんなにも胸がざわつく恋愛が描けるんです。

主人公は中年のサラリーマン。疲れた顔してスーパーの裏で一服してるだけの、どこにでもいる普通の男なんです。ところがそこへ現れるのが、からかい上手な女性。彼女の距離感が絶妙なんですよ。近すぎず遠すぎず、でも確実に一歩ずつ踏み込んでくる。主人公は鈍感だから気づかない。でも読んでるこっちは気づいてしまう。「あ、これヤバいやつだ」って。

Twitter発の作品なのに既刊8巻。つまりそれだけ読者が離れなかったってことなんです。スライス・オブ・ライフ、日常の切り取り方が本当に上手い。喫煙所という閉じた空間、限られた時間、そこでしか交わらない会話。その積み重ねだけで、ふたりの関係がじわじわ変わっていく様子が、もう堪らないんです。

恋愛漫画って、若くてキラキラした主人公が多いじゃないですか。でもこれは違う。疲れてる。人生の折り返し地点を過ぎてる。そんな男がドキドキする姿って、妙にリアルで切ないんですよ。

からかわれて、翻弄されて、でも嫌じゃない。むしろその時間を待ってしまってる。そういう感情の機微を、煙草の煙みたいにふわっと描いてるんです。

既刊8巻、連載中。この先ふたりがどうなるのか、答えはまだ煙の向こう側です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は全何巻?

現在8巻まで刊行中です。