シグルイ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

寛永六年、駿府城御前試合。「真剣」による異例の試合に選ばれた二人の剣士は、片や盲目、片や片腕。完全な身体を持たぬ者同士の凄絶な対峙。この流血の舞台に至るまで、彼らの間に何があったのか。物語は遡る。虎眼流道場で修行に励む藤木源之助と伊良子清玄、二人は同じ師の下で剣を学び、同じ女を愛していた……。

南條範夫の短編を原作とし、山口貴由が漫画化した本作は、2003年から2006年にかけて「チャンピオンRED」に連載され、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。山口貴由の画力は凄まじく、刀の軌跡、斬られた肉体の断面、飛び散る血飛沫に至るまで、一切の妥協なく描き切る。美しいまでに禍々しい絵面は、読む者に「剣とは何か」「武士とは何か」を問い続ける。時代劇でありながらグロテスクを極め、武道漫画でありながら狂気に満ちている。このバランスを成立させているのは、揺るぎない画力と、江戸の武家社会を冷徹に見つめる視線だ。

既刊15巻。剣の道を歩む者の、あまりにも過酷な運命を目撃することになります。

まだ読んでいないあなたへ

江戸時代の駿河で、真剣を使った御前試合が開かれた。

その試合で立ち合った二人の剣士。片や隻腕、片や盲目。体の自由を奪われたはずの男たちが、なぜ最強と呼ばれる剣士になったのか。物語は時を遡り、彼らの過去を容赦なく剥き出しにしていくんです。

これは「強い剣士のカッコいい戦い」を描いた作品じゃないんですよ。剣に取り憑かれた人間の狂気と、それでも剣を握り続けなければならなかった理由を、一切の美化なしに叩きつけてくる。師弟の絆も、女への想いも、武士の誇りも、すべてが剣の前で引き裂かれていく。

山口貴由の画力が凄まじい。人体の構造を知り尽くした上で、刃が肉を裂き骨を砕く瞬間を、まるで医学書のような精密さで描き切るんです。でもこの容赦ない描写は、グロテスクさを見せるためじゃない。剣を持つということの重さ、命を奪うことの現実を、読者に突きつけるためなんです。

第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。チャンピオンREDで連載された既刊15巻、この作品を読んでから「時代劇」という言葉の意味が変わりました。

美しいものは何ひとつない。でも、目を逸らせない。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『シグルイ』は全何巻?

全15巻で完結済みです。