『シメジ シミュレーション』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
頭にシメジが生えてしまった少女・しめじは、二年間の引きこもりを経て高校へ復帰する。彼女を迎えたのは、同じく奇妙な存在である「卵パック帽子」を被った少女・まじょ。二人は美術準備室を拠点に、奇妙な日常を送り始める。シメジという異物を頭に乗せた少女の、再スタートの物語……。
つくみずは『少女終末旅行』で、終末世界というモチーフを借りながら日常の不可逆性と儚さを描き切った作家だ。本作では引きこもりという断絶を経た少女を主人公に据え、再び人間関係の中へ戻っていく過程を静かに追っていく。シメジも卵パック帽子も、一見奇天烈な記号に見えて、実は「日常からズレた者同士」という共通点を示す装置に過ぎない。ここで描かれるのは異常な設定を持つ少女たちの物語ではなく、あくまで普通の学園生活だ。つくみずが描く学校という空間は、ただの背景ではなく、関係性を再構築していく実験場として機能する。会話の間、仕草の端々に滲む違和感が、逆説的に日常の輪郭を際立たせるのです。
Comic Cuneに掲載された既刊5巻。引きこもりを抜け出した少女の、もう一度誰かと繋がろうとする試みを見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
頭にシメジが生えてます。
つくみず、あの『少女終末旅行』の作者が描く日常なんですけど、主人公の女子高生の頭から本物のシメジがニョキニョキ生えてるんです。そりゃあもう学校に行けなくなりますよね。引きこもって、部屋で悶々としてたんです。でもある日、勇気を出して教室のドアを開けたら、クラスメイトの女の子が普通に話しかけてきて。その子、頭に卵が乗ってるんですよ。
この作品の何が凄いって、シメジと卵っていう突拍子もない設定なのに、心の奥がザワザワする瞬間が本当に多いんです。自分の居場所を探してる感覚とか、誰かと繋がりたいけど一歩が踏み出せない怖さとか、そういう目に見えない気持ちが目に見える形で描かれてる。つくみず作品独特の、静かなコマ割りと余白の使い方が、言葉にならない感情をそのまま紙に定着させてるんですよね。
ギャグシーンは声出して笑えるのに、次のページでハッとさせられる。日常のはずなのに奇妙で、奇妙なのに妙にリアル。5巻まで出てますけど、1ページ1ページが愛おしくなる、そんな読書体験ができる漫画です。
シメジと卵、この2人の関係性を見届けてほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『シメジ シミュレーション』は全何巻?
全5巻で完結済みです。