ロンリーガールに逆らえない』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

『コミック百合姫』誌上に2010年から2012年まで連載された、内気な少女たちの揺れ動く関係性を描く作品である。主人公の少女は孤独を抱え、他者との距離を測りかねている。そんな彼女の周囲で、複数のカップルそれぞれに異なる感情の機微が生まれていく。誰もが何かに逆らえず、けれど逆らいたい気持ちを秘めている……。

かしかぜが『百合姫』という場で選んだのは、派手な事件や劇的な展開ではない。日常の中で少女たちが見せる些細な仕草、言葉にできない想い、関係性の微妙な変化といった、繊細な心理描写だ。複数のカップルを同時に描くことで、恋愛の多様性と普遍性を同時に浮かび上がらせている。内気さゆえに踏み出せない一歩、だからこそ重みを増す一言。学園という限られた空間の中で、それぞれの少女が抱える「逆らえなさ」の正体が、静かに、しかし確実に読者の胸に迫ってくる。

既刊6巻で完結したこの作品は、百合というジャンルにおいて、声高に主張しない強さを持った一作です。

まだ読んでいないあなたへ

既刊6巻、完結。

「内気な女の子が主人公」と聞いて、あなたは何を想像しますか? おどおどして、友達もできなくて、ひとりぼっちで過ごす日々? この作品のタイトルに「ロンリーガール」とあるから、そういう話だと思うじゃないですか。でも違うんです。ここで描かれるのは、孤独な子を放っておけない誰かの視線なんです。

かしかぜが描く学園生活は、静かで丁寧で、でも確実に何かが動いていくんですよ。教室の隅、放課後の廊下、誰もいない屋上。そういう場所で交わされる言葉ひとつ、視線ひとつが、読んでいるこちらの胸をぎゅっと掴んでくる。しかもこの作品、主人公だけじゃなくて複数のカップルが同時進行で描かれるから、ひとつの関係が動けば別の誰かにも波紋が広がっていくんです。

百合作品として『コミック百合姫』に連載されていた本作ですが、ジャンルがどうこうより、人と人が近づいていく過程そのものが愛おしくなる作品なんです。内気な子が誰かに手を伸ばす瞬間、誰かがそっと寄り添う瞬間。そこに嘘がないから、読み終えたあと胸がじんわり温かくなるんですよ。

全6巻で完結している今だからこそ、一気に読んでほしい。孤独な誰かの隣に、あなたもそっと座ってみてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ロンリーガールに逆らえない』は全何巻?

全6巻で完結済みです。