『うさぎドロップ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
独身サラリーマンの河地大吉は、祖父の葬儀で六歳の少女・りんと出会う。彼女は祖父の隠し子だった。親族が引き取りを渋る中、大吉は思わず「俺が引き取る」と宣言してしまう。三十歳の男と六歳の女の子、血の繋がらない二人の生活が始まった……。
宇仁田ゆみは『フィール・ヤング』という女性誌で、育児という題材を正面から描いた。だがこの作品が第35回講談社漫画賞女性部門を受賞したのは、単に育児の大変さを描いたからではない。仕事と子育ての両立に悩む大吉の姿は、理想論を排した現実的な描写で構成されている。保育園探しの煩雑さ、職場での立場の変化、自分の時間が消える感覚。それでもりんの成長を見守る日々には、説教臭さのない温かさが満ちています。そして何より、血縁がなくても「家族」は作れるという主題を、日常の積み重ねで証明していく手腕が見事だ。
2011年にはプロダクションI.G制作のアニメ化、同年に実写映画化もされ、海外でも英語版が出版されるなど、その普遍的な魅力は国を超えて届いています。既刊10巻で描かれる「家族になる」物語を、ぜひ追体験してください。
まだ読んでいないあなたへ
30歳独身男、ある日突然、6歳児の父親になる。
祖父の葬儀で出会ったのは、誰も引き取り手のいない隠し子・りん。親戚たちが押し付け合う様子を見て、思わず「俺が育てる」と言ってしまった主人公・ダイキチの、不器用すぎる子育てが始まるんです。保育園の送り迎え、お弁当作り、夜泣き対応。仕事と両立できず残業もできない。周囲の視線も冷たい。それでもりんの小さな手を握って、二人で歩き出す。
この作品、子育てマンガとしてよくできてるとか、そういう次元じゃないんですよ。人間が本当に大切なものと向き合うとき、どう生きるかを選ぶ瞬間が、ページのあちこちに息づいている。りんが初めて「ダイキチ」と呼んだ夜、保育園の先生に救われた日、小さな成長を二人で喜ぶ朝。血が繋がってなくても、この二人は確かに家族なんだと胸が熱くなる場面が、静かに、でも強烈に積み重なっていくんです。
ダイキチは完璧な父親じゃありません。むしろ失敗だらけ。でもだからこそ、彼の選択の一つひとつが重い。キャリアを捨てる覚悟、世間体を気にしない強さ、りんのために変わっていく日々。その全部が、作り物じゃない人間の体温を持ってる。
既刊10巻。第35回講談社漫画賞受賞。アニメ化も実写映画化もされた、誰もが認める傑作です。
一度読んだら、きっとあなたも誰かの手を握りたくなる。そういう物語なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『うさぎドロップ』は全何巻?
全10巻で完結済みです。