トリニティセブン 7人の魔書使い』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

平凡な高校生・春日アラタの日常は、ある日突然「崩壊現象」に飲み込まれ消滅した。しかし彼は、幼馴染の聖が遺した魔導書「インペリウム・ウェポン」の力で、その事実すら気づかない偽りの日常を生きていた。真実を知った彼は、聖を取り戻すため魔王候補として王立ビブリア学園へ編入。そこで出会ったのは、七つの大罪をそれぞれ司る最強の魔道士たち、通称「トリニティセブン」だった。

著者・サイトウケンジと奈央晃徳のタッグによる本作は、「月刊ドラゴンエイジ」誌で2010年から連載が続くハーレム系学園バトル作品だ。このジャンルは魔法学園もの全盛期に量産され、大半が凡庸な設定と展開で埋もれていったが、本作が生き残ったのは主人公アラタの造形に尽きる。彼は追い詰められても動じない。むしろ美少女たちの前で堂々とスケベ発言をかまし、それが単なる軽口ではなく、窮地を切り抜けるための精神的余裕として機能している。この「やる時はやる」と「常にブレない」の両立が、読者にストレスを与えない。加えて七人のヒロインそれぞれに明確な役割と魔法体系が割り振られており、バトルの駆け引きに説得力がある点も見逃せません。

ハーレムものは設定倒れに陥りがちですが、本作は主人公の強度とキャラ配置の巧みさで、長期連載を支えてきました。テンプレと侮るなかれ、です。

巻一覧(発売順)