風夏』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

音楽と携帯電話が交錯する青春の物語。主人公の少年が出会ったのは、携帯を持たない少女・風夏。誤解と初恋、三角関係が絡み合いながら、彼らはバンドを通じて繋がっていく。だが、物語の先には突然の「死」が待ち受けている……。

瀬尾公治は『涼風』『君のいる町』で青春恋愛劇の名手として知られる作家だ。本作もその系譜にあるが、音楽バンドという要素が加わることで、恋愛だけでは終わらない強度を持つ。週刊少年マガジン連載作品らしいハーレム要素と学園コメディの軽やかさを保ちながら、中盤以降は予想外の展開が読者を揺さぶります。携帯を持たないヒロインという設定は一見古風に見えるが、それが物語の核心と密接に結びつく構造になっている。

既刊20巻、2017年にはアニメ化・実写映画化も果たした本作。瀬尾作品を追ってきた読者なら、この作家が「愛する人の死」をどう描くか、その答えがここにあります。

まだ読んでいないあなたへ

既刊20巻、完結済み。

音楽と恋を描いてきた瀬尾公治が、どれだけ読者の心をえぐれるか本気で挑んだ作品なんです。携帯を持たない少女と出会った主人公が、やがて仲間たちとバンドを組み、夢を追いかけ始める。青春ど真ん中の物語かと思いきや、この作品はそんな甘い期待を容赦なく裏切ってきます。

中盤で起こる「ある出来事」は、読んだ人の多くが呆然とページをめくる手を止めるほどの衝撃なんですよ。音楽漫画でここまでやるのか、と。でもそこからが本当の物語の始まりで、失ったものの大きさに押し潰されそうになりながらも、残された者たちがどう前を向くのか。その痛みと葛藤を、瀬尾公治は逃げずに描き切っているんです。

三角関係や誤解が絡む恋愛パートも、ただの学園ラブコメじゃない重みがある。誰かを選ぶことは誰かを選ばないことで、その痛みから目を逸らさない。音楽で繋がった仲間たちの絆と、それでも消えない個々の想いが交錯して、読んでいて胸が苦しくなる場面が何度もあります。

バンドものとして、恋愛ものとして、そして「喪失と再生」の物語として、これほど振り幅が大きくて感情を揺さぶられる作品はなかなかないんです。予定調和を求めるなら手に取らないでください。でも、痛みの先にある光を信じたいなら、この20巻はきっとあなたの心に深く刻まれます。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『風夏』は全何巻?

全20巻で完結済みです。