『無能なナナ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
孤島に建つ学園に集められた特殊能力者たち。彼らは人類の敵と戦うべく訓練を受けているが、その中に紛れ込んだ一人の少女がいる。柔和な笑みを浮かべる彼女の正体は、能力者を抹殺するために送り込まれた殺人者。閉ざされた空間で、欺瞞と心理戦が幕を開ける……。
月刊少年ガンガン連載のこの作品は、シナリオライターるーすぼーいと漫画家古屋庵の組み合わせが生んだ異色のサスペンスだ。少年誌でありながらホラーとミステリーの文法を徹底し、悪役を主人公に据えた構成は読者の予測を常に裏切る。特殊能力というファンタジー要素を導入しながら、その実態は緻密な心理戦。能力のぶつかり合いではなく、情報の隠蔽と開示、信頼と疑念の駆け引きこそが物語の骨格です。一話ごとに明かされる新たな能力者、そして彼らを排除するための周到な計画。主人公の冷徹さと、時折覗かせる人間性の揺らぎが、単なる勧善懲悪を超えた深みを作品に与えている。
2020年にアニメ化され、第3回次にくるマンガ大賞を受賞した本作は、既刊14巻を数える。一度読み始めれば、誰が味方で誰が敵か、その境界線すら曖昧になる緊張感に囚われます。
まだ読んでいないあなたへ
1話を読み終えたとき、あなたは自分の目を疑うはずです。
「無能なナナ」は特殊能力を持つ少年少女が集う孤島の学園を舞台にした物語なんですが、この作品、冒頭から徹底的に読者を騙しにかかってくるんですよ。タイトルから受ける印象、登場人物の第一印象、物語の方向性——全部、全部が仕掛けなんです。1話の最後のページをめくった瞬間、それまで信じていたものが音を立てて崩れ落ちる。あの衝撃は今でも忘れられません。
主人公ナナの正体を知った後、もう一度1話から読み返してみてください。何気ない表情、何でもない会話、さりげない行動——すべてに意味があったことに気づいて戦慄するはずです。この作品、一度読んだら終わりじゃないんです。読み返すたびに新しい発見があって、作者の緻密な計算に舌を巻くんですよ。
るーすぼーい(シナリオ)×古屋庵(作画)のタッグが生み出す心理戦の応酬は、既刊14巻を通じて一切の緩みがありません。次にくるマンガ大賞を受賞し、2020年にアニメ化もされた本作ですが、原作はアニメよりもっと先へ、もっと深いところへ潜っていきます。
能力者たちが集う学園という設定だけ聞くと、どこかで見たような話に思えるかもしれません。でもこの作品は、あなたが期待する展開を裏切り続けることで、まったく別の次元へ到達していくんです。読んでいる間ずっと、心臓を鷲掴みにされたような緊張感から逃れられない。ページをめくる手が震えるんです。
騙されてください。まずは1話だけでいいんです。そのたった1話が、あなたの漫画体験を根底から揺さぶることを約束します。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『無能なナナ』は全何巻?
現在14巻まで刊行中です。