オオカミ少女と黒王子』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

友達との会話に華を添えるため、彼氏がいると見栄を張ってしまった篠原エリカ。だが嘘は嘘を呼び、ついには街で見かけたイケメンを勝手に「彼氏」として写真を撮り、友人に見せてしまう。ところがその相手は、なんと同じ学校の人気者・佐田恭也だった。正体がバレれば学園での地位は崩壊する。窮地に立たされたエリカは恭也に土下座し、偽の恋人として振る舞ってくれるよう懇願するのだが……。

八田鮎子は『虹黒学園の虹ちゃん』でも学園を舞台にしたキャラクター造形の妙を見せた作家だが、本作はその手腕が一層冴え渡る。表向きは温厚で優しい恭也の、裏の顔は徹底したサディスト。エリカは「犬」として扱われ、主従関係という歪んだ力学の中で恋愛が進行していく設定は、少女漫画の定番であるシンデレラストーリーを見事に裏返しています。加えて、嘘から始まった関係がどう本物へと変わっていくのか、その過程を丁寧に描く構成力も見逃せない。別冊マーガレットという王道少女誌で連載され、第36回講談社漫画賞少女部門を受賞した実績が、作品の完成度を物語っています。

アニメ化、実写映画化と多角的に展開され、海外でも翻訳されるほど支持を集めた本作。既刊16巻で描かれる、歪んだ関係から始まる恋の行方を、ぜひその目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞、アニメ化・実写映画化の全16巻完結作。

友達に合わせて彼氏がいるフリをしていた女子高生が、学校一のイケメンに「彼氏役」を頼んだんです。ところがその彼、周囲には王子様なのに彼女にだけ本性を見せてくる。「犬になれ」と命令され、偽カップルなのに完全な主従関係が始まるんですよ。

これ、ただのドSイケメンものじゃないんです。彼が冷酷な態度を取る理由も、彼女が「犬」を受け入れる理由も、読み進めるほどに解像度が上がっていく。表向きの関係と本音がズレているからこそ、小さな言葉の選び方、視線の一瞬のゆらぎが異常に重たくなるんです。

八田鮎子さんの描く恋愛は、キラキラした王道の裏側にある、言葉にできない感情の機微が凄まじい。主従関係という極端な設定だからこそ、対等になれない二人が少しずつ変わっていく過程が、痛いくらいリアルに響いてくるんですよ。

別冊マーガレット連載で5年かけて描かれた物語。16巻という長さが必要だった理由は、読めば分かります。一気読み推奨。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『オオカミ少女と黒王子』は全何巻?

全16巻で完結済みです。