『ナナとカオル』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
幼馴染の優等生少女ナナと、SM趣味を持つ冴えない高校生カオル。成績優秀で学園のマドンナ的存在の彼女が、実は密かに抱えるストレスを、彼の「ブレス」と呼ばれる特殊な時間で解放していく。縄と拘束具。二人だけの秘密の関係は、恋愛とも友情とも違う、奇妙なバランスで成立している……。
甘詰留太がヤングアニマル嵐で2008年から2012年まで描き上げた本作は、SMという題材を扱いながら、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した異色作だ。「エロ」を描くのではなく、拘束という行為を通じて浮かび上がる人間心理の機微を描く。ナナが縛られることで得る「自由」、カオルが彼女を縛ることで直面する責任と葛藤。表層的な刺激を超えて、互いを理解し合う過程そのものが物語の核となっている。既刊18巻という長さの中で、二人の関係は揺らぎながらも深まり、周囲の人間関係も複雑に絡み合っていく。2011年にはアニメ化と実写映画化が同時に行われ、海外でも英語版をはじめ多言語展開されるなど、そのテーマ性は国内外で評価されてきた。
タブーを恐れず、けれど決して品を失わず描かれる二人の「ブレス」。その先に見えてくるものを、ぜひ確かめてほしい。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
それだけ聞けば、堅苦しい「お勉強マンガ」を想像するかもしれませんが、この作品はまったく違うんです。
成績優秀で学校の人気者のナナと、冴えないSM趣味の高校生カオル。幼馴染でありながら真逆の人生を歩んできた二人が、ある秘密を共有することで関係が変わり始める。それは誰にも言えない、二人だけの時間です。縄と革と、そこに生まれる不思議な信頼関係。これをどう読むかで、あなたの人生観すら揺さぶられるかもしれません。
表面だけ見れば過激な設定に見えますよね。でも読み進めるうちに気づくんです。これは人間の弱さと向き合う物語なんだと。完璧に見える少女が抱える息苦しさ、誰にも理解されない少年の孤独、そして二人が作り上げる奇妙だけど純粋な絆。そこには驚くほど繊細な心理描写があって、どのページにも「人間ってこういう生き物だよな」という納得がある。
甘詰留太という作家は、タブーに真正面から向き合いながら、決して下品にならない。むしろ痛いほど誠実なんです。だからこそ文化庁が評価し、実写映画化までされ、既刊18巻すべてが読者の心を掴んで離さない。
誰にも見せられない自分を持っているすべての人へ。この作品は、あなたのために存在しています。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ナナとカオル』は全何巻?
全18巻で完結済みです。