『GREEN BLOOD-グリーン・ブラッド』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
19世紀末、アメリカ開拓時代。移民の少年たちが、奪われた家族の未来を取り戻すために銃を手にする。舞台は西部、テーマは復讐。血と暴力が支配する荒野で、少年たちは何を守り、何を失うのか……。
柿崎正澄が『RAINBOW -二舎六房の七人-』で描いた「過酷な環境で生きる若者たちの絆」というモチーフを、今度は西部劇という舞台に移し替えた作品である。『RAINBOW』では戦後の少年院が舞台だったが、本作では19世紀アメリカの荒野。時代も国も違えど、柿崎が一貫して描くのは、理不尽な暴力に晒された者たちが、それでも尊厳を手放さずに生き抜こうとする姿だ。週刊ヤングマガジンでの連載は2011年から2013年まで。全5巻という長さは、復讐譚として過不足ない分量です。フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、ブラジルと、海外でも広く翻訳されている点も注目に値する。西部劇というジャンルが持つ普遍性と、柿崎の描く人間ドラマが、国境を越えて支持されている証拠でしょう。
荒野を舞台にした復讐劇が好きなら、手に取る価値があります。既刊5巻、読み応えは十分です。
まだ読んでいないあなたへ
19世紀末のアメリカ、西部開拓時代。
この時代を舞台に「復讐」と「家族の絆」を描く作品があるんです。
『RAINBOW -二舎六房の七人-』で戦後の少年院という極限状態で人間を描き切った柿崎正澄が、今度は西部劇という舞台を選んだ。この選択がすごい。荒野と拳銃、暴力が支配する世界で、人は何のために引き金を引き、何のために生きるのか。そこに家族という最も原始的で最も強靭な絆を持ち込んだとき、物語は単純な勧善懲悪では終わらなくなるんです。
復讐という行為は、憎しみだけでは完遂できない。引き金を引く指は震え、銃弾が貫くのは敵だけじゃなく自分自身の何かでもある。でも守るべき者がいるとき、人は血を流してでも前に進むしかないんです。この作品が描くのは、そういう人間の本質的な強さと脆さなんですよ。
西部劇という舞台設定だからこそ、暴力と正義の境界線がぼやける。法も秩序もまだ未成熟な世界で、人はどうやって正しさを定義するのか。家族のためなら、どこまで踏み越えていいのか。全5巻という長さの中で、その問いに真正面から向き合っていきます。
荒野に響く銃声の向こうに、人間の叫びが聞こえる作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『GREEN BLOOD-グリーン・ブラッド』は全何巻?
全5巻で完結済みです。