『銀の匙』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
札幌の進学校から逃げるように、大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。眼鏡をかけた真面目な少年が飛び込んだのは、家畜の世話に明け暮れ、命を食べることと向き合う、北海道の農業高校という異世界だった。寮生活で叩き起こされる朝、豚の出産、経済動物としての現実——都会育ちの八軒が受けるカルチャーショックは、読者自身が突きつけられる「食べること」への問いでもある。
『鋼の錬金術師』で世界的な評価を得た荒川弘が、自身の農業高校での実体験を下敷きに描く青春群像劇。週刊少年サンデー連載でありながら、少年漫画の文法に収まらない重層性を持つ。動物を育て、売り、食べる——そのサイクルを生きる高校生たちの日常は、コメディの皮を被った人間ドラマだ。第58回小学館漫画賞、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門を受賞し、2013年にA-1 Picturesでアニメ化、2014年には実写映画化もされた。海外でもYen Pressから英語版が刊行され、フランス、台湾などで広く読まれている。農業という特殊な舞台を通じて描かれるのは、普遍的な「生きること」そのものである。
既刊15巻。命を預かることの重さと、それでも前を向く若者たちの姿に、あなたは何を感じるでしょうか。
まだ読んでいないあなたへ
『鋼の錬金術師』の荒川弘が、自分の原点である「農業」で少年漫画を描いたんです。
主人公は、進学校の勉強に疲れて逃げるように農業高校に入学した都会育ちの八軒勇吾。朝5時起床、家畜の世話、命を食べることの重み——想像していた「のんびり田舎暮らし」とは真逆の現実が待っていたんですよ。クラスメイトは実家が牧場や農家ばかり。彼らにとって当たり前の「子牛が市場で売られる」「育てた豚が食肉になる」という日常に、八軒は何度も立ち止まります。でもこの子、逃げないんです。自分で名前をつけた豚の「その後」と向き合い、搾りたての牛乳の味に驚き、仲間の夢を全力で応援するうちに、いつの間にか「生きる」ことの手応えを掴んでいく。
この漫画、説教臭さがまったくないんです。北海道の雄大な風景、動物たちの愛らしさ、高校生らしい恋や友情が自然に絡み合いながら、「食べること」「働くこと」「夢を持つこと」の本質を静かに問いかけてくる。八軒が泥まみれになって笑う姿を見ていると、こっちまで何かをやってみたくなるんですよ。
既刊15巻。第58回小学館漫画賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞作。アニメ化も実写映画化もされた、荒川弘のもうひとつの代表作です。
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よくある質問
『銀の匙』は全何巻?
全15巻で完結済みです。