『オリジン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
遠未来、人類は地球を離れ、宇宙へと活動の場を広げていた。惑星開発を進める中、ある無人惑星で謎の古代兵器が発見される。それは人型の自律型ロボット兵器。起動した「オリジン」と名付けられた機体には、戦闘プログラムだけでなく、人間と同等の思考能力が備わっていた。戦いのためだけに造られた存在が、自らの意思で選択を始める。
『寄生獣』で生命の意味を問い、『ヒストリエ』で人間の業を描いてきた岩明均が、再びSFという舞台で哲学を織り込んできた。本作の核は、オリジンが「戦う道具」から「考える主体」へと変容していく過程にある。岩明作品に共通する冷徹な視点は健在だが、『寄生獣』のミギーが人間性の境界を揺さぶったのに対し、オリジンは「意志を持つ兵器」という存在そのものの矛盾を突きつけてくる。戦闘描写は記号的なまでに淡白で、そこに熱さはない。むしろ、主人公の思考の変化を追う静かな構成が、読者を思索へと誘導する。月刊アフタヌーンでの連載は全87話、全10巻で完結。岩明均が問い続けてきた「生きる理由」への、またひとつの回答がここにある。
自分で考え始めたロボットは、果たして兵器のままでいられるのか。答えは最終巻まで読んだあなたが出すことになります。