『Übel Blatt ~ユーベルブラット~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
魔物との戦いを終え、英雄として讃えられるはずだった「七英雄」。だが真実は違った。戦場で仲間に裏切られ、処刑されかけた少年剣士が、復讐のために蘇る。彼は死を偽装し、別人として帝国へと戻ってくる。かつて自分を裏切った者たちは、今や国の英雄として君臨していた……。
塩野干支郎次は2004年から『月刊ビッグガンガン』で本作を15年にわたり連載し、第1回マンガ大賞を受賞した。ダークファンタジーというジャンルにおいて、本作が果たした役割は大きい。裏切りと復讐という古典的なモチーフを、ヨーロッパ風の世界観と妖精や魔物が跋扈する設定で再構築し、政治的陰謀と剣戟が絡み合う物語を構築しました。アンチヒーローとしての主人公像は、従来の勧善懲悪を超えた複雑さを持ち、青年誌ならではの容赦のない描写が物語に深みを与えています。海外でも翻訳版が広く読まれ、欧米やアジアで高い評価を受けたのも、このジャンルにおける普遍性を証明しているでしょう。
既刊24巻で完結した本作が、2025年にサテライト、Staple Entertainmentの手でアニメ化されます。15年の時を経て、再び注目を集めるダークファンタジーの原点を、今こそ体験する価値があります。
まだ読んでいないあなたへ
15年の連載、全24巻。
そして2025年、ついにアニメ化される――この事実が、この作品の持つ異常な重力を物語っているんです。
裏切られた英雄が、かつての仲間たちへの復讐を誓う。王道のように聞こえますよね。でも『Übel Blatt』が描くのは、復讐という名の、もっと深く、もっと暗い何かなんです。味方だった者が敵になり、救うべき国を壊すことが正義になり、剣を振るうたびに英雄から遠ざかっていく。主人公の顔つきが、巻を追うごとに変わっていくのを見てください。これは単なる復讐劇じゃない、人間が何かを失っていく過程そのものなんです。
戦闘シーンの容赦のなさも尋常じゃありません。剣が肉を裂き、骨を砕き、誰も無傷では済まない。華麗な剣技なんてない。あるのはただ、生き残るための泥臭い殺し合いです。でもその暴力が、この世界の残酷さを、政治の冷酷さを、戦争の本質を浮き彫りにするんですよ。
妖精や魔法が存在する中世ヨーロッパ風の世界観も、どこか冷たい。美しさと醜さが共存するこの世界で、正義と悪の境界線はどこまでも曖昧です。読み進めるほど、あなたは問われることになります――復讐の果てに何が残るのか、英雄とは何だったのかと。
2004年から始まり、第1回マンガ大賞を受賞し、海外でも翻訳され続けてきた理由。それは、この作品が「読んだことのないダークファンタジー」だからなんです。
覚悟して、開いてください。ページをめくるたび、あなたの中の何かが削られていきますから。
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よくある質問
『Übel Blatt ~ユーベルブラット~』は全何巻?
全24巻で完結済みです。