『日常』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
時定高校を舞台に、女子高生たちと天才少女が作ったロボットが繰り広げる「日常」。だが、その日常は常識の一歩外側にある。鮭の切り身が飛び、校長とシカが格闘し、何気ない会話が予測不能な方向へと転がっていく。あらゐけいいちが描くのは、平凡な学園生活を徹底的に脱臼させた世界だ。
角川のエースアサルトで2006年から連載が始まったこの作品は、シュールギャグというジャンルに新たな地平を刻んだ。ギャグ漫画には「オチ」という約束事があるが、『日常』はその約束すら裏切る。些細な動作が唐突に大仰な演出で描かれ、緊迫した空気が何の前触れもなく霧散する。この独特のリズムとテンポが、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞という評価に結びついた。京都アニメーションによるアニメ化では、この間の取り方や演出の妙がさらに際立ち、国内外のファンを獲得している。既刊12巻を重ねてもなお、この作品は読者に「次のページで何が起きるか」を予測させない。
普通の日常が、これほどまでに予測不能で愉快なものだとは。今日という日をもう一度見直したくなる一冊です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊12巻。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作です。
タイトルは「日常」。でも、描かれているのは日常じゃないんです。女子高生が校舎の廊下を歩いていたら突然ヤギに襲われる。それを見た友達が何事もなかったかのように「おはよー」と声をかける。こんな光景が当たり前のように続いていく世界なんです。
あらゐけいいちという作家は、普通の日常風景の中に、誰も予想しないタイミングで誰も予想しない事態を放り込んでくるんですよ。しかも登場人物たちは驚かない。淡々と受け入れる。このズレが笑いを生むんです。ページをめくるたびに「なんでそうなる!?」って声が出る。でも次のコマではもう別の不条理が始まってる。
京都アニメーションが2011年にアニメ化したときは、この独特の間とテンポが映像でどう表現されるのかと話題になりました。海外でも翻訳出版されて、言葉の壁を越えて笑いが伝わってるんです。
ギャグ漫画なのに読後に妙な温かさが残るのは、どんなに非日常的な出来事が起きても、登場人物たちの関係性だけはブレないからなんですよね。彼女たちの何気ない会話、些細なやりとり、そこには確かに「日常」があるんです。
笑いたいとき、何も考えずに読みたいとき、でもちょっと心を動かされたいとき。そんなときに手に取ってほしい1冊です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『日常』は全何巻?
現在12巻まで刊行中です。