『煩悩寺』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
三十路を前に仕事に追われる日々を送る女性と、彼女のアパートの隣室に引っ越してきた眼鏡の男性。偶然の再会から始まる交流は、酒を酌み交わし、オタク趣味を語り合う穏やかな時間へと変わっていく。友人として心地よい距離を保ちながら、しかし男の方は静かに恋に落ちている……。
AKI Edaは『Itou-san』で日常の機微を掬い上げる手腕を見せた作家だが、本作ではそこにロマンスの要素を加えた。Comic Flapperに連載され、第1回同誌漫画大賞を受賞したことからも、この作品が持つ普遍性と完成度の高さが窺える。キャリアウーマンと隣人という設定は珍しくないものの、本作が優れているのは焦らない語り口だ。派手な展開や劇的な告白シーンで盛り上げるのではなく、アパートの壁一枚隔てた隣室での何気ない会話、仕事帰りの缶ビール、共有する趣味の時間といった断片を積み重ねることで、二人の関係がじわじわと変化していく様を描く。2025年のアニメ化、2026年の映画化が決定し、海外でも多言語展開されている事実は、この作品が持つ普遍的な魅力を証明している。
既刊3巻で完結するコンパクトさも魅力です。友情と恋愛の境界線を丁寧に描いた、大人の恋物語をぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊3巻、完結済み。
2025年アニメ化、2026年映画化。この静かな熱量、異常です。
会社帰りに缶ビール片手にアパートの階段でボヤく。隣の部屋から聞こえる生活音に耳を澄ます。眼鏡をかけた男が、ずっと友達だと思っていた相手への気持ちに気づいてしまう瞬間。この作品が描くのは、三十路手前の大人が抱える、どうしようもなく不器用な恋なんです。
AKI Eda先生の前作『Itou-san』でも見せた、日常の解像度がここでも炸裂しています。キャリアウーマンとして働く彼女の疲れた表情、オタク趣味を隠さない彼の部屋の様子、二人が酒を酌み交わす夜の空気感。何気ない1コマ1コマに、20代後半から30代が「ああ、わかる」と膝を打つリアリティが詰まっている。
友達から恋人へ。ありふれた設定のはずなのに、この作品は「男が先に落ちる」んですよ。彼女はまだ友達として笑っている。その温度差が、ページをめくる手を止めさせない。彼がどう想いを伝えるのか、彼女がどう気づくのか。大人の恋だからこそ、簡単には進まない。
第1回Comic Flapper漫画大賞受賞作。英語やフランス語など多言語に翻訳され、特に欧米で売上好調。海を越えて刺さる理由は、このリアルさにあります。派手な展開はない。でも、階段で飲むビールの味、隣人との距離感、友情と恋の境界線。そういう「生きてる感じ」が、全3巻に詰まってるんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『煩悩寺』は全何巻?
全3巻で完結済みです。