『氷属性男子とクールな同僚女子』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
舞台は普通のオフィス。主人公の雪村は、触れたものを凍らせてしまう「氷属性」を持つ会社員だ。冷たく見える同僚の霜月とペアで仕事をすることになるが、彼女は雪村の能力を知っても動じない。むしろ「便利じゃないですか」と、夏場の飲み物を冷やすのに使おうとする始末である……。
作者・杉本萌は「となりの席の同期がかわいすぎてやばい」で職場ラブコメの新しい型を示した実力者だが、本作では「特殊能力」という異質な要素を投入してみせた。ここで注目すべきは、能力の扱い方である。氷属性という設定を「コンプレックス」として描くのではなく、霜月が実用的に活用しようとする姿勢を通じて、「違い」を受け入れる関係性の土台を一話目から築いている。能力者ものの文脈では珍しい。従来の職場ラブコメが描いてきた「距離の縮め方」に、新たな回路を用意した形です。
月刊誌らしい丁寧な心情描写と、能力設定を絡めた日常の機微。この組み合わせを見逃す手はありません。