『恋は雨上がりのように』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
陸上部のエースだった女子高生・橘あきらは、アキレス腱の怪我で走ることを断念し、ファミレスでアルバイトを始める。そこで出会ったのは、45歳の冴えない店長・近藤正己。彼女は次第に、自分より倍以上年の離れた彼に惹かれていく。走れなくなった喪失感を抱えながら、あきらが見つけたのは恋心だった……。
月刊!スピリッツ連載のこの作品は、年齢差恋愛という扇情的な題材を扱いながら、決して安易な展開に逃げない。眉月じゅんが描くのは、恋愛の成就ではなく、二人が互いを通じて自分の人生と向き合う過程です。アルバイト先という職場を舞台に、走ることを失った少女と、かつて小説家を目指した中年男性が交差する。彼らの関係は、どちらかが一方的に救われるものではありません。あきらの真っ直ぐな感情と、近藤の誠実な戸惑い。その距離感の描写が、この作品を特別なものにしている。第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞、さらにアニメ化・実写映画化と、国内外で高い評価を受けたのも当然だろう。
既刊10巻で完結したこの物語は、恋の行方を追うだけでは終わりません。雨上がりの空のように、二人が見つけるものを見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
陸上をやめた17歳の女子高生が、45歳のバイト先店長に恋をする。
これ、よくある「禁断の恋」じゃないんです。主人公の橘あきらは、怪我で走ることを諦めた痛みを抱えながら、雨の日にファミレスで傘を貸してくれた店長・近藤に惹かれていく。でもこの恋、実は二人が「失ったもの」と向き合い直すための、切なくも美しい通過点なんですよ。
近藤は夢だった小説を諦めた中年男性で、あきらの真っ直ぐな気持ちに戸惑いながらも、彼女の言葉に自分の忘れていた何かを思い出していく。一方あきらは、この恋を通じて陸上への未練と本当に対峙することになる。お互いがお互いの人生を取り戻すきっかけになっていくんです。
驚くのは、この繊細なバランスを崩さない作者の手腕です。甘さと苦さが同居する雨上がりの空気、言葉にならない感情が滲む表情の描写。文化庁メディア芸術祭大賞を受賞したのも納得の、文学的な読後感があります。
全10巻で完結。恋愛漫画というより、二人の人間がそれぞれの「これから」を見つける再生の物語です。最後のページを閉じたとき、あなたも何か大切なものを思い出すはずですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『恋は雨上がりのように』は全何巻?
全10巻で完結済みです。