『死神坊ちゃんと黒メイド』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
触れたものを死なせてしまう呪いをかけられた貴族の少年——通称「坊ちゃん」——は、広大な屋敷で孤独な日々を送っている。そんな彼に仕えるのが、黒いメイド服に身を包んだアリス。彼女は坊ちゃんの呪いを知りながらも、距離を縮めようと積極的にスキンシップを試みる。触れれば死ぬ主人に対し、何の躊躇もなく迫ってくるメイド。この奇妙な主従関係から、物語は始まる。
サンデーうぇぶりで2017年から2022年まで連載されたイノウエの代表作だ。アニメ化もされ、台湾では東販から翻訳版が出るなど、アジア圏でも支持を集めている。この作品が優れているのは、制約を逆手に取った関係性の描き方にある。触れられないという絶対的な制約が、かえって二人の心理的距離を際立たせ、些細な仕草や表情のやり取りに豊かな感情を乗せることに成功している。アリスの大胆さは単なる色気の演出ではなく、坊ちゃんの孤独を溶かそうとする意志の表れです。呪いという超自然的な設定でありながら、根底にあるのは「触れたいのに触れられない」という切実な距離感。コメディとロマンスの絶妙なバランスを保ちながら、物語は着実に二人の絆を深めていきます。
既刊16巻。触れることのできない二人が、どう心を重ねていくのか。その過程を見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
触れたものすべてを死なせてしまう呪いをかけられた貴族の少年と、そんな彼に毎日ベタベタと体を押しつけてくる黒服のメイド。
この設定だけで既に何かがおかしいんです。
坊ちゃんは真面目で優しくて、誰も傷つけたくないから人との距離を保って生きている。なのにメイドのアリスは、朝から晩まで「坊ちゃん、こっち向いて」「一緒に寝ましょう」と迫ってくる。触れられない。でも彼女は諦めない。この絶望的なすれ違いが、なぜかこんなにも温かいんです。
呪いの謎を追いかける展開も、魔女たちが絡む人間関係も丁寧に描かれていて、読むほどに世界が広がっていきます。でも何より心を掴まれるのは、触れ合えない二人が、言葉や眼差しや小さな工夫で「好き」を伝え合う瞬間なんですよ。手を繋げないからこそ、指先が近づくだけで胸が痛くなる。
アリスのからかいは大胆で、坊ちゃんの反応は初々しくて、二人のやり取りを見ているだけでニヤニヤが止まりません。笑って、ときどきグッと来て、そして次の展開が気になって仕方なくなる。既刊16巻、アニメ化もされた人気作です。
「触れられない」という制約が、こんなにも愛おしい物語を生むなんて思ってもみなかった。ぜひ読んでみてください。
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よくある質問
『死神坊ちゃんと黒メイド』は全何巻?
全16巻で完結済みです。